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サフィニアからの妄想と蜜の味

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この春植えたサフィニアの花が咲きはじめました。
ハンギングした鉢に花が咲き枝垂れるのが嬉しく、花がたくさん咲くように萎れた花殼はこまめに摘むようにしている。そんななかサフィニアはこんなに花が咲いているのに蜂がほとんどこないことに気になりだした。
僕の周りでは蜜を集めるのに大忙しな蜂たちの羽音があちこちからするのにだ。
サフィニアはいかにも園芸用に品種改造されたような植物だから、まさか、花は好きだけと蜂が来るんじゃ嫌だなんて人間のために花粉をつけないようにしたのではあるまいな。
植物や園芸についての知識が少ないのでネガティブな妄想が広がる…..サフィニアについて調べてみよう。

サフィニアは1989年にサントリーと京成バラ園芸がペチュニアを元に雨の多い日本の気候に合うように共同開発した品種なのだそうだ。栄養繁殖系といって種で増やすのではなく挿し木で増やしているので受粉した種と違って色が混じることがなく生産者として花の色の管理しやすいのだという。
現在流通しているペチュニア自体が1831年に南米原産の原種2種(アキシラリスとインテグリフォーリア)をヨーロッパ人が交配させて作りはじめた園芸品種なのだそうだ。
その原種は今でもアルゼンチンやブラジル南部で自生しているらしい。
調べてみたら日本でも原種アキシラリスを栽培されているサイトがすぐに見つかった。高さ1mにもなり、ある程度、耐寒性もある宿根性の植物で関東以南だったら地植えで越冬するらしい。
とりあえず源流まで沢登りした感があるので落ち着いてみる。蜂が来ないなんて売り文句も見つからない。

そうだ、蜂は花に集まるけど目的は蜜なんだ。
この花たちは基本的に蜜の少ない花なのかもしれない。そんなとりあえずの簡単な答えにでも辿り着くのにだいぶ時間を費やしてしまった。
花を1つ抜いて吸ってみる。ほんのり甘みはあるけどそんなに甘くない。

花殼を取らずにそのままにしておけば種が出来る。
種を作るエネルギーを花を咲かせるほうに費やしてもらうために花殼を摘むわけだけど、その種を撒けばまた芽がでるわけだ。ただ、サフィニアはF1だから芽が出たとしても同じ花が咲くことはまずないのだろう。ペチュニアと同じだとすると、種を取るよりは挿し木して増やし、那須では冬寒いから暖かい部屋にいれてあげれば越冬するかもしれない。
種を残すために花を咲かせるのだとして、蜂の代わりに人間がせっせと増やしていることになっているのが何だか可笑しい。

そういえば、たくさん花が咲いているけど蜂があまり来ない花がほかにもある。
この時季、グランドカバー的に咲いているシバザクラの仲間で紫の花をつけるツルハナシノブだ。これはシバザクラ同様、耐寒性の宿恨草だ。そういえば、シバザクラも種を蒔くよりも苗を植える。

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花を摘んで吸ってみる、うん、甘くない。
ツルハナシノブの中で伸びたシノダケに花が咲いていた。
見えるかな、稲の花のような、垂れ下がった地味な花。イネ科だからこの花だってお米のような種になる。Wikipediaによれば、笹は花の周期が40〜60年と長く、竹は120年周期とある。シノダケはササの仲間らしいけど、どのくらいの周期なのだろうか。
どれどれ折角なので、うん、これも甘くない。

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うちの庭でこの時季、蜂や鳥に大人気の花はこのグミ。
白く目立たない花がたくさん咲いている。サクラのように、蜂はもちろん、ヒヨドリやメジロも蜜を吸いにくる。蜂は受粉してくれるからこのあとのグミの実が楽しみなので良いのだけど、ヒヨドリは花を落してしまうので実が成らなくなってしまう。
まったく困ったものだ。どれどれ、あ、ちょっと甘い。

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モミジの花は地味だけど蜂に人気。
手前の花でクマみたいな蜂が夢中で蜜を吸ってます。
モミジは花のあとは蝶ナットのような種が出来る。
ちょっとクマバチくん、退きたまえ。どれどれ、あ、これ甘いわ。

毒がある花もあるかもしれないから、良い子のみんなはまねしないでね。

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2014年05月10日 14:06に投稿されたエントリーのページです。

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