ローマではテルミニ駅のバスターミナルから歩いてちょっとのところにあるオペラ座の隣のホテルを取りました。空港からテルミニに着き、そのままホテルへ。2時過ぎにチェックインし、まずは30時間ぶりのシャワーを浴びてリフレッシュ。
真冬のこの時のローマは東京よりちょっと暖かいくらいでしょうか。
薄暗くなってきたローマの街を散策に出た。
ヨーロッパは日本の都市部に比べて街灯が少ないところが好きだ。
最寄りの大きな教会、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の裏手が見えた。
裏手の広場から正面の広場へ。
どちらの広場にもオベリスクが立っていた。
中に入ると思ったよりも明るく広い。
世界中にあるマリアに捧げられた教会のなかでも最大の(マッジョーレ/大きい)教会なのだそうだ。歴史も遡れば4世紀と古く、その後も12世紀から18世紀にかけて鐘楼や新たな礼拝堂が作られるなかで、パオリーナ礼拝堂の造営のためにナポリから呼ばれたのがピエトロ・ベルニーニ、のちのバロックを代表する芸術家となるジャン・ロレンツォ・ベルニーニの父、息子ベルニーニはこの時7歳、一家はこの裏手の街角に住んでいたのだそうだ。
主祭壇の右下にジャン・ロレンツォ・ベルニーニの墓がある。
今回、ローマで見たいと思っていたなかの一つはベルニーニの彫刻作品群。なにせベルニーニやミケランジェロを見ようと思ったらイタリアに来るしかないのですから。
それにしてもバロックを代表するにしては以外と地味なお墓です。
僕はとりわけ教会が好きという訳ではないので、ちょいとこれを確認しとこうか、くらいの感じではあります。
主祭壇下には地下礼拝室がありました。
木片を祀っているそうで、観光客らしく、へぇー、これがー、と言いながら写真も撮りました。
外にでるとすっかり夜。
ライトアップされてます。
うちの奥さまはモザイク好きなので、モザイクをライティングじゃなくて日中みたいということで明朝また来ることに。近所だし。
そして明朝、いい天気。
外から双眼鏡でモザイク部分を鑑賞。
中に入ると小さなステンドグラスから差し込む朝陽が綺麗でした。
ここはムッソリーニ政権下でローマ教皇庁と調印されたラテラノ条約により、バチカン市国外でありながらもその特権下にあるらしい。
Basilica di Santa Maria Maggiore
http://w2.vatican.va/content/vatican/it.html