ローマ滞在中、また来てしまった。
ホテルから近いということもあるけど、ここのテイストが気に入ってしまったのだ。
飾り気のない料理はごまかしが効かないから骨太な感じするよね。
このまえサービスしてくれた人が、お、また来たな、って感じで担当するブースを超えて寄ってきてくれて低音で睨みをきかせて、チャーオ!と言ってくれた。これまた飾り気のない嬉しいオスピタリティだ。
1リットルのデキャンタの白ワインを飲みながらのんびり待つ。
このワイン、とりわけ美味しいというわけではないけど、気さくに飲めてリラックスできる。
コッダ・アッラ・ヴァチナーラ、牛テールの肉屋風。
ここは日本語メニューもあり、牛テールと豚ホホ肉のセロリ煮込み、となってました。
白ワインを使ったトマト煮という感じで、セロリの香りも良く爽やかな1品でした。
塩っぱくないけと旨味はしっかりでワインが止まらない。
トリッパ・アッラ・ロマーナ。
日本でもよくメニューにあるトリッパ、イタリアではフィレンツェの市場でしか食べたことなかったんですが、ここのトリッパはトロットロのプリップリで食感がたまならい。
美味しい。
食材の時点で、イタリアの肉屋で売ってるハチノスの厚みと美しく柔らかそうなヒダは素晴らしいですね。うちでは国産の生ハチノスを使ってますけど、あんな肉厚なの見たことない。
ペコリーノ・ロマーノをたっぷりかけて。