
今日も粉雪が舞い、
折に吹く風に雪けむりがあがっています。
真昼の氷点下にも、雲の間から差す陽の光には暖かさを感じ、
ただただ、雪ってきれいだなと思うのです。
まだ雪かきするほどの雪じゃないからね。

光を浴びた雪の影って青いよね。
雪かきしている時などは、
積んだ雪の窪みに見える透き通った青い光のような影に、
立ち止まったまま汗が冷えるまで見とれることしばしば。
雪景色の絵画で僕の頭の中に真っ先に思い浮かぶのが、
パリのオルセーにあるモネのThe Magpie かささぎ。

溶けかけた雪を陽が照らし、
雪の影の部分は青みがかった灰色をベース複雑にキャンバスの上で重なり合い、
陽のあたった部分は白に褐色が散りばめられ、その境界の光と影の凌ぎ合い。
美しい水平構図、垣根の先の世界に抜ける木戸、止まる一羽のかささぎ、人の居た跡。
同じ眼で見ている自然と絵画、
詩が心に響くように、絵画の方が自然よりも心揺すぶられる時というのを掛け替えのないものに感じています。
今、那須は一面の雪景色。
これからベルギーにフランドル絵画を見に行ってきます。
もっとも、その多くの名作は国外に持ち出され大きな美術館に飾られているわけですが、
美しい作品に出会えたらいいな、という期待を胸に。
人間が絵筆を持つ46億年も前から自然の美しさはあったのでしょう。
こうして絵筆を持って平面の中に美しい世界を描くようになってからたった500年。
そう思うと、
この印象派前のモネの作品だってリアルタイムで見ているように思えるでしょ。
見られるうちに、たくさん見たいです。