ひまわりの種を餌台に置いておくと、いろんな鳥がやってきます。
シジュウカラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、、彼らは上手に殻を割って中身を食べます。
種を1つ咥えては近くの枝に移動して、種を足で抑え嘴で叩いて殻を割ります。
その一連の仕草がなんとも可愛らしいのです。
カワラヒワは殻のついたまま種を口に含み、殻だけをペッと吐き出します。
餌台に腰を据えてモグモグと何個も食べます。
移動しないので糞も餌台の周りに集まります。
団体様でお越しなので、あっという間に餌が無くなります。
あまり可愛くはありません。
スズメは殻を割ることができないらしく、
種を徒らに地面に散らかし、そのくせ毎日やってきます。
たまにハトが餌台に乗っている時があります。
ただただ、大きいからビックリします。
数日前から、ちょっと大きくて撫肩のヌルッとした体つきで、
軽快さのない茶色い鳥が来るようになりました。
調べてみて、その鳥が 癇に障るほどの遠慮ない大声でお喋りしているかのように鳴く ガビチョウだと知りました。
ガビチョウは種を割ろうとしているのか、餌台に頭突きをするように力強く嘴を打ちつけます。
何度も、何度も。
おかげで餌台に小さい窪みが幾つもできました。
あ、写真にある皿の中央の2つの穴は雨水が捌けるようにドリルで空けた穴で、その周りにある小さい窪みですガビチョウの苦闘の跡です。
ガビチョウがウグイスの鳴き真似をするのは有名だそうで、
ホーホケキョ!のあとにケキョケキョ鳴かず、
バカチーン、バカチーン、とか鳴いていたらガビチョウの可能性大です。
そんなガビチョウが 最近、シジュウカラやヤマガラの真似をして、
ひまわりの種を食べられるようになってきたみたいなのです。
餌台に頭突きはせず、1つだけ種を咥え近くの枝に移動して、
種を足で抑えて殻を割っているのを見るようになりました。
(動画では割っているところまでは撮れていませんが....)
食べた後、ヤマガラのように枝に嘴を擦り付けてお掃除まですることがあります。
やるなぁ、ガビチョウ。
門前の小僧習わぬ経を読む。
ガビチョウの成長を見ると、僕にもまだ可能性があるんじゃないかと思えて来るよ。
スズメくんよ。
習わぬ経は読めぬのか。
100匹目のスズメは現れるのか。
※デッキにある顔のある3つの壺は、カラカラで個展中の米倉万美さんの作品「マーヤ」です。