冬でさえ、東京に行くと公園の木々は青々としていて、春になれば、桜がその場の歳月と桜の量とで 街の圧倒的な美しさを見せてくれる。
那須は、冬になると鮮やかな色を失い、青く残った杉の植林も雪が降れば黒くなる。
そのぶん春の眩さは東京のそれとは違った美しさがあり、桜や日向水木が咲くと、順に枯れていた木々も芽吹き、白い花のジューンベリーの横では姫沙羅の新芽が白く輝き、芽吹いたばかりの葉はどれも光を弾くものだから、暖かくも眩しい光に包まれる。
美しさを見るのではなく、美しさの中に取り込まれる。
鳥も虫もいっぺんに勢いを増す。
と、いうことで、庭をぶらりとするだけでも楽しい今日この頃です。
花は毎年咲くけど、さくらんぼはまだ食べたことがありません。
ヒヨドリめ。
スモモの木は枝が伸びすぎて、実が大きくなると玄関前で人払いをします。
グミの花のツボミはこんなに地味です。
気づかないくらい 地味です。
葉っぱの付け根から伸びた、角ばったマラカス見たいのが見えたら、それがツボミです。
山桜桃梅とも書くユスラウメ。
春の花を集めたような名前ですね。
柳のようでないユキヤナギが好きです。
毎年刈り込んでいると、柳のようにはなりません。
2年ほど ほったらかしていると、猫の尻尾のようになって、グニョングニョン揺れるのが気味悪い。笑
紫の花はツルハナシノブです。
以前はツルハナシノブが絨毯のように咲きましたが、
この何年かツルニチニチソウに勢いを奪われています。
3年前に抵抗勢力としてハナニラの球根を植えましたが、まだまだマイノリティです。
がんばれ、ツルハナシノブ。