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飾り付けが地味であまり目に掛けてもらえないこのガラスのオーナメント、ヴェネツィアのムラーノ島で買って来たんだよ、と独り言のように呟きついでに島を回想。

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この丸い玉は今年の2月にムラーノ島で買って来たヴェネツィアンガラスのクリスマスオーナメントで、ウッドデッキにある鉢植えのもみの木につければ いかにもクリスマスっぽくなるのでしょうが、もみの木をも倒すパワーの北風に晒す勇気がないので夏に伐採したジューンベリーの枝に下げてカウンターに飾っています。

いよいよ もうすぐクリスマス。
それが終わればまた1年しまっとくわけですが、
昨日までに可愛いとリアクションしてくださったのは2人の女性のお客さまのみ。
きっと天使だわ。
ま、飾りつけがちょっと地味だったわね。

来年はもうちょっとキレイにディスプレイしようと思いますが、
この機会にムラーノ島の回想でも。


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真冬だけど天気が良ければそれなりに暖かい2月のヴェネツィアです。
ムラーノ島の中を散策したいので天気の良い日を選びました。
サンマルコ広場辺りのヴァポレット乗り場からボートに乗って30分くらいでムラーノ島まで行けます。
本島の東をぐるっと回って北側のヴァポレット乗り場まで行ってからムラーノに向かうので少しかったるい場合は、北のF.te Nove "C"まで本島内を歩いて移動して乗ってもいいかもしれません。


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どんぶらこっこ、どんぶらこっこ。


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ほとんどの人はムラーノコロンナMurano Colonnaで降ります。
ヴェトライ川に沿って進むのがメインストリートで、ヴェネツィアンガラスのショップやレストランが並んでいます。


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メインストリートから外れた場所にあって隠れた人気スポットがここ。
無料で工場見学させてくれるMurano Art Glass LTD
馬とか作る実演を見せてくれます。

メインストリートに戻ってあちこちのショップに立ち寄りながらあれこれ物色。

いかにもお土産用ショップやセンスの良いセレクトショップもあれば、作家の直営ショップなどもあって好みの合う店が見つかればラッキーかも。
メインの通りの先にもハイセンスなアクセサリーを売っているブティックがありました。

カラカラにあるオーナメントは、いくつかの店でちょっとずつ買いました。


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メイン通りを進み1つ橋を越えるとサンティ・マリア・エ・ドナート教会に出ます。
ここはモザイクがキレイなのでおすすめ。


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教会の名前からしてもですが、青い衣をまとってますからマリアですね。

ベニスカードを持っていればムラーノガラス美術館に無料で入れます。
何年か前にも美術館に入ったので2度行きましたが、特に見所はありませんが.....トイレとして.....後はフリーWifiが......。


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天気がいいので島の反対側まで散策。


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キレイなレンガ積みですねー。

ヴェネツィアはいくつもの島があって、本島には沢山の教会があって家も人も犇めき合っています。
以前読んだ本によれば、怖いのは病と火事。
本島とムラーノ島の間にあるヴァポレットが一度立ち寄る島はSan Michele Cemeteryというお墓だけの島です。その昔、伝染病で亡くなった死体を1つの島に集めた訳ですね。
ガラス細工には火が必要ですから、ガラス工場はムラーノ島だけに集められたと聞きました。
ガラスはそうしてムラーノという島の名前が名付けられて、世界的にも有名になったんですね。

島の北側はほとんど普通の住宅地。
小学校があったりして、あまり観光客が邪魔しちゃ悪いかな、という静けさでした。


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北側まで到着。

遠くの山並みには雪が見えます。
スイスやオーストリアのほうでしょうか。
あれを越えるとミュンヘンか、寒そうだなぁ。


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お腹が空いたのでどこかでランチでも。


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とてもリーズナブルなレストランがありました。


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素朴な味付けだけどシンプルで食べやすかったです。


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ざっくりした盛り付けで味もざっくりしてるけど、
小さいアサリがいっぱい入ってて美味しかったです。
これで10ユーロくらい。
このちっちゃいアサリ、後日、地元の人が買い出しに行くという本土(メストレ地区)のスーパーの魚屋さんでいっぱい売ってました。


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ワインも1リットルで9ユーロくらいだったような。
ホームページとか無さそうだけど、La Perla Ai Bisateiというお店。

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2019年12月22日 15:07に投稿されたエントリーのページです。

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