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こういう時に限って...と思った朝と、橋の下。

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定休日の朝、アラームに起こされ寝ぼけながら歯ブラシを咥え窓に立てば、外は薄っすらキレイな雪景色。

嗚呼、これだよ。

滅多にアラームなど掛けない生活なのに、こうして朝早く家を出る時に限って雪。
しかもノーマルタイヤのスマートで行かなきゃならない遠出の朝に。

面倒だけど、電車かなぁ。
歯ブラシを動かしながら、スヌーズに鳴るアラームを止め天気予報を開く。
気温は氷点下にはならないようだ。
それに、黒磯も矢板も晴れてるらしい。
ということは、うちの前さえ出られれば行けそうだ。


早起きの理由は、実家のある古河市にある古河街角美術館で開催中の「ミックスジャムは見た展」の受付係。出展はしていないが、30年も馴染みのあるグループ展なので、せめてこういう形ででも参加できたらと思いスケジュールの合う年は受付係を兼ねて伺うようにしている。


雪は予想通り、家の前の通りを下ったところで消えた。
那須街道沿いで朝早くから営業している健康的な おむすびとお惣菜のお店「PICNIC」で朝ごはんを買って東北道を南下した。

もう3月。
今年は那須に来て初めて、雪かきしなかった冬になりそうです。

予定よりも早く美術館に着きそうなので、ちょっと道草でも はんで行こう。
 
 
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僕の実家は渡良瀬川の近くにあって、
歩いてもいける距離で小さい頃からよく一人で河原に行っては何時間も過ごした。

土手から日が沈むのを見るのが好きで、暗くなってから冷たそうな月を見ながら帰るのがまた好きだったのだけど、
土手よりも向こうの河川敷に真っ暗になるまでいるのは少し怖かった。
水際と、土手の上とは別世界で、いつも河原に降りると少しの緊張と興奮があった。大きくなり、魚釣りをするようになってから、徐々にそれは薄れたかもしれない。


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僕らが子供の頃の冗談で「橋の下で拾われて来た」というのがある。
その時にいつも頭に浮かんでいたのが、この三国橋のあそこ。
まぁ、橋といえばここしか知らなかっただけですが。

もっとも、両親と自分を見比べれば遺伝子が可視化されたように疑いも持たず、もちろんいつか執事が迎えにくるという期待も持ってませんでした。


最近「橋の下で」を聞かないのは、当時本当に橋の下に捨てられた子供がいたんだということを知った。
橋の下なら雨が当たらず、誰かが気づいてくれると思ったんだと思う。
現代だったら見つからないところに捨てられる。
社会と、親の気持ちと、いろんな状況が今とは違うと思った。

橋は川の此方と彼方を繋いでいる。
此方と彼方の境界が川だとすれば、河原はそのどちらでもない部分なのかもしれない。
当時、住んでいるように寝ている人もいたし悪臭もあったこの場所は、行き場のなくなった時に残された場所だったのかもしれない、と思った。


さぁ、そろそろ時間だ。美術館へ行こう。
 
 

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2020年03月02日 18:13に投稿されたエントリーのページです。

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