殻々工房では4年ぶり2度目の個展となります、まつい由美子による「桜前線2022」も気がつけば折り返しとなりました。
この時期はいつもバタバタと過ぎてしまって、山の新緑をゆっくりと楽しむことができませんが、今年は店の中で毎日お花見させていただいております。
殻々工房のホームページ内にインターネットギャラリーを作成しました。
遠方でご来場が難しい方などにご利用いただけたら幸いです。
まつい由美子さんの作品は風景を描きながら、その中にいる人たちが過ごした時間を切り取っているようです。またその人たちは特定の第三者の誰かであるようでいて、自分や自分の想像する誰かにすり替えて絵の中の時間を想像させる魅力があります。
今回の桜前線は10年前の東京の桜から今年の那須の桜までの時間があります。
まついさんの桜に纏わる回顧展として見ることもできるので、絵の雰囲気や技術的なタッチ、マチエールの違いを見比べるのも面白いですね。
昨年の春に那須を取材された芦野の桜のある風景。
桜の咲く季節のどんよりとした空の表現に目が奪われます。
今回の展示は敢えて額装せずに展示されていますが、ご自宅に展示される際は額装されるのもおすすめです。
アトリエCLAZEさんによるハンドメイドアートフレームによる額装をサンプルとして展示しておきますので、よろしかったらお気軽にお声掛けください。
会期は5月20日(金)まで。
ぜひご高覧ください。