事故の対策として「気をつける」だけでは事故はなくならないのだ。と、後日オソルオソル現場検証。
木材はキックバックした節の部分で切れ目が終わっているのだが、良く見ると節の直前。
おや?と観察。
・これだ。どうやら丸ノコが飛んできた原因は節ではなかったらしい。
実物の画像がないので説明します。木材を上の画像のように縦に裂いていました。
丸ノコが飛んできたのは1mくらい切り進んだ頃でした。
木材を見ると、スタート部分の木口の切り跡は、引き寄せられる様にくっ付いていました。
いつもは上の画像のように刃の厚み分だけ隙間が開いているものです。
丸ノコの刃は木材を下から上に回転しながら切り進みます。
スタート部分が付いてしまっていたせいで、丸ノコ後方の刃が木材の上から下に回転する際、木材に乗ってしまい、その力で丸ノコを上に持ち上げた様です。
と、いう事はスタート部分が刃の厚み以上に離れていれば問題ない。
チョッと木っ端を挟んで見ましょう。
Good!
スムーズに最後まで切る事ができました。
ちなみに、切り口がくっ付いてしまう力は、木材によって違いがあるようで、離れたままの木もありました。
とはいえ、事故には対策という事で、私はこの木っ端を「はさむ」くんとして愛用したいと思います。
紹介しましょう。「はさむ」くんです。