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盗まれたジョウロとプライバシー

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いやな話もあったものだ。気がついたら庭に置いていたお気に入りの如雨露が盗まれていた。
家に囲いを設けていない方が不用心なのだと言われればそれまでだが、こんな事があると急に気味が悪くなる。人が入りやすそうな場所に丸太を立て、への字に反った木材を渡し、まずは簡単ではあるが結界を設けた。

如雨露が盗まれたのは事件だけれど、それ以外にも自分たちのエリアに入り込もうとする輩がいる。
うちは店舗があるからか、一般の住宅に比べ敷地内に入っても良いように思われるのかもしれない。もちろんそれは間違いなのだ×ブブー。特にマナーの悪い人であれば、くせ者じゃ、皆の者であぇ~い、な事だと思う。

先日も作業中、店の駐車場を歩いて横切り躊躇なく庭に近づいて来る50歳代くらいの御婦人がいた。私と目が合うも表情と速度を変えずズカズカ近寄って来る。結界に来てふと立ち止まり、上半身だけ乗り出し店の内部をうかがっている。私は「なんですか?」と聞く。チラッとこちらを見るがまた内部の様子を観察する。私はもう一度「何か用ですか?」と聞く。「ここはなにやってるんですか」と愛想もなく質問に質問で応えてくる。私は、そんな感じの悪い人に答える必要はないと思ってしまうのだが「飲み屋です」と答える。なぁんだ、と、つまらなさそうな表情で「あぁ~・・・」と言って去って行った。
何かムカつくのだ。

先日、庭で「すいませーん」と叫ぶ、おじさんの声で起こされた。
慌てて布団から出て、2階から降り、店のテラスから外に出ると、庭に入り住居の玄関前に立っている50歳代くらいのおじさんと、駐車場にはその奥さんらしき人がいた。私は驚き、寝癖のついた頭で「何ですか!?」と聞く。「おたくで展示中の作品を見に来たんですけど、営業時間前だったから。」
営業時間前だと分かったから何なんだ。私の周りでは非常識な人間は年配に多い。もちろん皆がという訳ではない。結局、私は作家の事を想い二人を店に入れたが、今は少し後悔している。

某経済新聞の記者は、うちの取材をしたい、と、定休日の朝早くに電話をしてきて、店を開けてくれ、と言って来た。用事があるので出来ません、と、断ると、「あ、オタクは個人店じゃないんですか...」と言う。世間では個人経営者は新聞記者の言いなりだと思っているのか。そんな人に記事を書かれるのも、まっぴらご免の助なのだ。

最近、セールスの電話で起こされる事が多く、店に居る時以外は留守電&消音にする事にしている。
城壁にするつもりはないが、近いうちに庭にフェンスを作ろうと思う。営業時間外は駐車場も入り難くしようかと思っている。
職住隣接の環境では、こうやってプライベートを守る必要もあるんだと思う。

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2006年08月11日 22:40に投稿されたエントリーのページです。

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