店の周りに黄色い花がたくさん咲いている。この花は何年か前に屋根で咲き始め、年を増すにつれ、種がこぼれて地面でもその花の数を増やしている。なかなか緑化しない屋根でも元気に咲くくらいだから、地面にこぼれた種は勢いを増し、今年はこんなにたくさん咲いたのだ。日中はミツバチたちが集まり、その羽音は耳を澄まさないでも心地よく聞こえてくる。ミツバチが蜜を集め舞う姿は見ていて愛らしい。買いもの帰り、登り坂の先に見える自分の家の周りに黄色い花が宙に舞うように咲いているのが見えると自然と顔が綻んだ。5年近くかかってこれだけ花が増えたんだ。
ネットで購入したワイルドフラワーミックスの種の中に入っていた生き残りだと思っていたけど、ひょっとしたらトラックで購入した黒土に種が混ざっていたのかもしれない。
この花の名前を調べてみよう。花はコスモスに似ているけれど葉の形が違うようだ。
この花の名前はオオキンケイギクだった。
北アメリカ原産の宿根草なのだそうだが、3年前の2006年2月から外来生物法に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが禁止されている。特定外来生物被害防止法の指定第二次指定種植物にその名を連ねている。個人が栽培した場合でも懲役または罰金が科せられるらしい。
あるサイトによれば「抜いて処分して下さい」とあり、国定公園などでは駆除されているそうだ。近くの街道沿いの空き地などに咲いているのをよく見るし、庭の片隅に咲いているのも見掛けるからポピュラーな植物なんだろう、くらいに思っていたのに.......。
花はそんなこととは関係なくきれいに咲いているし、ミツバチは花に集まって来ている。
正直、知らなきゃ良かった、と思った。
しばらく考えさせてもらおう。そのくらいいいだろう。
Comment(2)
ひぇ〜!いきなりフラワーGメンに「逮捕状」を突きつけられてもね....(^_^;)
それと知って植えた訳じゃないのだから、逆に被害届を出すとか....。
家でもハルジオンとかヒメジョオンの「外来・貧乏草」が勝手に生えているけれど、ん〜外来種でも「貧乏草」は逮捕されないみたい...
Author→ iGa @ 2009年06月16日 00:03
@ 2009年06月16日 00:03
逮捕はイヤですぅ〜(T_T)
でも花を刈るのも嫌だから来春のツボミの前に少しずつ管理を.....
Author→ OIL @ 2009年06月16日 09:56
@ 2009年06月16日 09:56