個人コレクターだったサー・リチャード・ウォレスのコレクションを引き継いだ夫人の死後、自宅をそのまま使用した博物館として1900年に開館した国立博物館、The Wallace Collectionウォレスコレクションです。
レンブラント、ハルス、ルーベンス、ベラスケス、フラゴナール、ドラクロワなどなど、絵画も多い。全体的に室内はフランス調というのかなロココな感じ。妙に武器や甲冑のコレクションが多かったな。この辺りの趣味は、さすが、お金持ちって感じ。
ここの中庭にはガラス天井付きの自然光のたっぷり入るカフェレストランがあって、穏やかでとても良い雰囲気でした。
ロンドンにある国立の美術館や博物館の殆どは入場無料。そういえばニューヨークも無料のところが多かったな。もちろん寄付は随時受け付けているけど。これには政治的な背景があると思うし、入場無料にすることが国にとって良いことなのかどうか分からないけれど、美術愛好家の旅行者にとってありがたいことは間違いない。
東京で1日に美術館を4つもハシゴすれば、2人で1万円ちかく掛かる。ロンドンではちょっと時間で来たからナショナルでダヴィンチのデッサンだけ見てこよう、とか、ニューヨークなら金曜だから仕事帰りにMoMAでアヴィニヨンの娘たちだけ見て帰ろう、とか出来る。どちらも魅力的な街だな。
近くに住んでたら行かないってこともあるかもしれないけどね(^_^;