世界各地に美術館を設置しつつあるソロモン・R・グッゲンハイム財団の運営する美術館。Peggy Guggenheimペギー・グッゲンハイムはソロモン・R・グッゲンハイムの姪でマックス・エルンストの元妻、その美術コレクションは、キュビズム、シュールレアリスム、未来派、形而上絵画、ヨーロッパやアメリカの抽象絵画、彫刻などなど。生前から自宅であるここを美術館としてコレクションを公開し、彼女の死後、作品の寄贈と運営はソロモン・R・グッゲンハイム財団となっているのだそうだ。
ピカソ、ブラック、カンディンスキー、クレー、ミロ、モディリアーニなどなど辺りからの時代の作品が沢山見ることが出来るけど、エルンストの「花嫁の衣装」は、ここで見られてよかったな、と思う。
ヴェネツィアの、建物の隙間が道路といった感じの狭く密集したエリアの印象とは違い、この辺りには画廊も多く比較的静かな場所。敷地内には彫刻作品の点在するガーデンもあり居心地のいい広さでゆったりとしている。
ここも館内撮影禁止だったので外観だけ。
入口の扉のガラスの嵌め込みが可愛い。
入口から作品のあるガーデンを抜けるアプローチの、植栽の高さで作られたプライベート感がいいね。ベンチも狭いスペースを有効に使ってる。
ガーデンを眺める位置にガラス張りのカフェスペースがあったのでホットチョコレートでも。イタリアでよく見るグラスに注ぐタイプではじゃなくて、フランスのカフェみたいにカップに入って出て来た。そう、ガーデンといい、生活の延長線上にある異空間の演出が上手いんだな、と思った。
ガーデンの一部は改装中みたいだった。全部見たかったなー。
Peggy Guggenheim Collection
http://www.guggenheim-venice.it/
Solomon R. Guggenheim Foundation
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