仕事の合間の一時間くらい、自転車でひまわり畑を見にプチ・ツールド・ひまわり。
細い道を抜けて農家さんの庭先に出た。
畑仕事しているおばあちゃんに、成澤さんのひまわりみたいんですけど、って言ったら、自転車で来たんならうちの庭通って行きなあ、って言ってくれて場所も教えてくれた。
成澤さんっていうのは、うちのお隣りさんで無農薬無化学肥料で野菜を作っておられる成澤菜園さんのことだ。
連休前、成澤さんからひまわり畑の話を聞いたので見に行きたいと思っていたんだけど、お盆の連休のバタバタですっかり見頃を過ぎてしまったみたい。
それでも大きな頭を垂れた姿はインパクトがある。
みんなお辞儀しちゃっているけど、これがみんな頭を上げていたら見事だったに違いない。
これからこのひまわりの種を収穫して油をとるのだそうだ。
うまく行けば直売所にも置くかもしれないな、って話だ。
農家のおばあちゃんにお礼を言ってから、那須高原HERB'sさんのひまわり畑に向かった。
ひたすらに坂を登る。
途中、大通りが皇太子一家の通行のため交通規制が敷かれていた。空にはヘリコプターが飛んでいる。車の横をすり抜けて坂をまた登る。
ずっと縦方向に向かって走っていると登り疲れるので、平らな横方向に向かって、走りながらの休憩を取る。距離は増えるけど平らな道ならいくらでも走れそう。秋を感じさせる風が気持ちいい。
ヘリコプターが遠くて浮いていた。もうすぐ御用邸につくのかな。
HERB'sさんのお店に寄り、ひまわりを見せて下さい、と声を掛けた。
場所を教えてもらって行ってみると、こっちはさっきのひまわりとは随分印象の違う可愛らしいひまわりだった。ちょうど見頃、といった感じ。
このひまわりも油にするためのものでオイルプロジェクトに参加されているのだそうだ。
夏の終わりの西陽というのはドラマチックだな。
そういえばヒマワリはなぜ東を向くかという本があったけど、ひまわりはみんな西陽に背を向けて咲いている。
花びらが西陽を蓄えたように明るく黄色く輝いていた。
HERB'sさんでハーブティを買って家に向かった。
そろそろタイムリミットだ。
帰り道にもひまわり畑があった。そして道端には彼岸花が咲いていた。