ホテルの向かい、交差点の角にマルシェがあった。
週に何日か通りや広場で開かれるマルシェと違って、倉庫のような大きな空間に個人店がたくさん常駐で入っているマルシェだった。朝早いと閉まっている店が多いけど夜は7時くらいまで開いていて割りと便利。軽く一杯呑める屋台のような店もあった。その隣りには庶民的スーパーマルシェ・フランプリまであるから、毎日の晩酌用のビールやワインはフランプリで、酒の肴はマルシェに入っている肉屋さんの自家製惣菜を買った。パリはビールもワインも安い。特に日本では高いベルギービールが安いのは嬉しく、いつもビールを1リットルくらい呑んでから、ワインを1本。酔いながら撮った写真の中にその幾つかがあったので、ホテルの部屋での酔いどれメモ。
左上から、何種類かのハムが香草のゼリーで固められたパテ・ド・ジャンボン、いかにも肉屋らしいパテ・アンクルート、ピスタチオの入ったウサギのパテ、めちゃくちゃペッパーの効いたゼリーで蓋をされた鴨とフォアグラのパテ、付け合せのズッキーニのグリルはさっぱりとしていてエルブ・ド・プロバンスがたっぷりだった。そういえば写真はないけど、洋梨の赤ワイン煮も美味しかったな。ワインはどれも安いもの。あれ、みんな赤だ。
肉屋の奥にはテリーヌの型が山積みされ、毎日ちょっとずつ違うパテが並んでた。