ホテルが素泊りだから出先で美味しい朝食にありつけると一日の楽しみが1つ増えたと思えるんだけど、これといったものがなかなか見つからなくて、そのうち店さえも無くなってしまうとひもじい思いをすることになる。
やっぱりマルシェがあるとありがたいなー。
ここはパリに2つあるビオマルシェのうちの1つ、バティニョールのビオマルシェ。ちなみにもう1つはラスパイユにある。以前、ラスパイユにも行ったけどパティニョールのほうがこじんまりしていてカメラを持った観光客も少ないようだ。パティニョールは土曜のみ、ラスパイユは日曜のみ開かれる。
ここはビオマルシェだから売っているものは全て農薬や化学肥料が使用されない有機農法で作られたものや、そこからさらにスピリチュアルな方向に進んだビオデナヴィなどまである。
やっぱり、週に何日かだけ開かれるマルシェには、常設のマルシェにはないライブ感があって楽しい。朝早かったから鶏のロティはまだ焼けてなくて、スープもまだ仕込み中だったけど、ガレットだけはどこも忙しそうに焼いていた。
朝食はガレットにしよう。
根野菜のいっぱい入ったガレット。マクロビのような味で体には良さそう。
ここのガレットはとても美味しかった。
焼けたそば粉の香ばしさとタマゴと溶けたチーズの塩味が絶妙だと思った。
また食べたい。
オニオンやジャガイモを使ったお好み焼きのようなもの。
店の人は僕らを見て、日本語で「タマネギ、ジャガイモ、お好み焼きだよー」と言った。
日本語上手だね、と言ったら、少しね、と言った。
1つ買ってから、写真撮っていい?って聞いたら、分からない様子だったので、こっちが片言のフランス語で聞いたら、ああ、いいよ、と言った。そのあと、写真?と聞かれたのでフォトのことだよと言い、彼は、写真、どうぞ?と、僕に聞いたから、トレビアン!と親指を立てた。セールスに貢献してしまった。
ちなみに、ここのお好み焼きは少しオイリーだった。
お土産を買うにもビオマルシェはいいね。
ハチミツ屋さんのキャンディや、石けん屋さんで何種類かの石けんを買った。
チーズも美味しそう。