夜来たときに、朝何時から開くのか聞いておき大体その時間に合わせて来てみた。すでに50人程度並んでいたけど、やはり朝のほうが列の進みが早かった。それでも小雨の降るなか1時間近くは列に並んで待っていたように思う。さすがパリでも評判の高かったホッパー展、マドリッドにあるティッセン=ボルネミッサ美術館とここグラン・パレの2カ所巡回だったそうで、本来ならばこの日が会期最終日前日だったのだけど、グラン・パレでは1週間延長したうえ開館時間は夜11時までとなったのだそうだ。
ラッキーだったのは、パリのこういった国立の施設には無料のwifiが飛んでいるので、メールの返信やfacebook、翌日に乗るニース行きの飛行機のインターネットチェックインも済ますことができたこと。並んでいる時間は苦もなく過ぎた。
玄関前、円の手前に並ぶ列が予約していない人達で、円の向こうはオンライン予約した人達の列。予約してもあれだけ並ぶというのがよく分からないのだけど.......意外なのは、みんな文句も言わずに楽しそうにお喋りしながら並んでいることで、これが日本だったら、まだかしら、まだかしら、一体何やってるんだ、責任者はどこだ、と言う人が居そうなものだけど、そんな怒りを見せる人が少なかったこと。
入場制限しているだけあって、会場に入るとゆっくりと作品を見ることができた。1906年から1914年のイラストレーション、パリ時代、アメリカ初期のテーマ、1915年から1928年のエッチング、1923年から1930年の水彩、1924年から彼が亡くなる前年1966年までの油彩と分けられて展示されている。作品数は多く内容の充実した素晴らしい展示でした。
会場は撮影禁止だったので、ホールの壁だけ(^^;
もちろん、このナイトホークスも見ることができました。
ミュージアムショップでこの展覧会のカタログを売っていたのだけど、あまりの充実ぶりからとても厚くてずしりと重い。amazonで購入できることを願いつつここでは買わないでおきました。帰って来てから忘れていたのですが、このエントリーを書きながらさっきamazonを検索、英語版がありました。値段は現時点での新品最安は現地ショップよりも少し安いくらい.....自分で運ぶ労力を考えると.....。
Hopper
出版社: Reunion Des Musees Nationaux (2012/9/30)
GrandPalais.fr
http://www.grandpalais.fr/