コートダジュールの一画にある世界で2番目に小さい国、モナコ公国。
折角だから途中下車して、シャルル・ガルニエ設計のカジノの外観でも見つつ、その小さい国をぶらっとしてみよう。一度見ていればモナコグランプリを見る時に(テレビ見ないからほとんど見たことないけど)映像を肴にひと晩おいしく酒を呑めるんじゃないか、くらいに思ってみる。
駅は山の斜面にあり、プラットフォームはトンネルのなか。裸電球を使っただけのシンプルな素材なのにゴージャスにみえる。
駅を出ると坂を下る。海までずっと斜面になっていて、その斜面にはブティックや邸宅、マンション、ホテルが所狭しと立ち並んでいる。この国の住人の80%くらいは外国からのお金持ちらしい。個人に所得税を課さないというこの国のルールが彼らを招いているんだろうか。港にはクルーザーがぎっしりと泊まり、カジノ前には高級車が止まっていた。
ゴミが落ちてないし、落書きもない。
物価は高いが犯罪が少なく夜でも安全なのだそうだ。
カジノ前。知ってはいたけど、時間が早かったので見学は出来なかった。
高級車と一緒に清掃業者の車が並ぶ。
冬だし、昼前だし、まだ街が寝起きな感じ。
シャルル・ガルニエ設計のカジノの正面玄関。
パリのオペラ・ガルニエとはちょっと違う印象。
思ったよりも地味かな。きっと中はスゴいんだろうけど。
側面に回る。
南側。
正面玄関は山に向いてあり、こっちは海に向いている。
建物としてはきっとこっちがファザードなのだろう。壁に付けられたレリーフには海に向かい口を大きく開いたオリエンタルなイメージも見られる。
庭には満開のミモザ。
僕は寒い所に住んでるから、こんなにキレイに咲いているの初めてみた。10年くらい前に庭にミモザの苗を植えたことあるけど、直ぐ枯れちゃったんだよな。
きっとカジノに興じながらミモザを飲んだりするんだろうね。
あまりの感動に遠景も。
ジュニパーベリーの実を食べまくるカラス。
海ではボートで魚釣りする人。
のどかだねー。