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ビールとサッカーで電車待ち

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思ったよりも早くルーブル・ランスを見終えてしまったので、駅まで戻って散策することに。
駅の最寄り、通りの角にあるバーだけ異様な盛り上りを見せていたけど、それ以外は静かで、バーの角から伸びる道を進むとシャッターの下りた商店街だった。日曜ならわかるけど、土曜ということはいつもやってないのかな、とふと思う。
そのまま駅から離れるように進むと大きな通りに出た。
右手には少し大きな教会があるからここがメインストリートなんだろうか。
赤いサッカーのユニホームを着た若者がみな教会と反対方向に歩いて行く。近くで試合でもあるのかな。
しばらく通りを歩いたけど、特にこれといった店も見つからない。
風が冷たかったので、教会の中でちょっと休憩させてもらうことにした。

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それにしても静かだな。
小腹も減ったし、何か食べよう。

教会の外には日本料理、こけし、という店があったけど何となく入る気にならず、駅のほうに戻ることにした。
駅前まで戻ってみると、さっき盛り上がっていたバーが静まり返っている。
ちょうどいいや、ここで1杯やりながら電車を待とう。

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店に入ってカウンターに近づくと、中にいたおばさんが慌てたように誰か探しているようだった。よく分からないけど、フランス語で挨拶して注文すると急に笑顔になって、オーケー、オーケー、とビールを用意してくれた。
テーブルに座ると若い男の子のスタッフがメニューを持って英語で何か食べるか?と聞いてきた。何があるのかなー、とメニューを見ると、オススメはフリッツ、フライドポテトのようだった。そういえば、店の壁にもfritterieと書いてあったな。
そうか、ここはフランスだけど、直ぐそこはベルギーだ。
フリッツを注文すると何種類ものソースの中から1つを選ぶように言われ、オススメは?と聞いたらサムライsamouraï を指差して、これ美味しいよ、と教えてくれた。あとで調べて分かったけどサムライソースはマヨネーズに唐辛子ペーストのハリッサとレモン汁を加えたソースでベルギーではポピュラーなソースなのだそうだ。

正直、ここのフライドポテトは実に美味しかった。
何の洒落っ気もない姿だけど、カリッと揚がった中はモチッとしていた。

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店内のテレビではサッカーをやっていた。
何気なく見ていると片方の赤いチームはRCLensと書いてある。店に掲げられた旗と同じマークが付いている。そうか、さっきのユニホームを着た子達はこの試合を見に行ったのか。この店が妙に盛り上がっていたのも試合前に1杯引っ掛けてたに違いない。
僕らはビールをおかわりしてサッカーを見た。自然とlensを応援していた。
白髪の上品な夫婦が入ってきてテレビを背にテーブルに座り、ビールを2つとフリッツを2つ注文した。フリッツの多さに少し苦笑いしながらも、上品に楽しそうにお喋りしている。きっと地元じゃないな、ルーブルを見に来たんだろう、と勝手に思った。
地元らしい若いカップルが入ってきてテレビを見ながら注文し、テレビの前にドスんと座った。男の子もテレビのサッカーに集中し、敵のシュートに僕がオッっと声を上げると同時に反応し、キーパーのキャッチに、ビアン、ビアン、ビアンビアン、と言った。どの国も一緒だな。
試合は引き分けに終わった。
このあとのFCバルセロナの中継を見ずにカップルはすぐに表に出た。
店のスタッフがテーブルのお客さん全員に無言でチェックを促すようにレシートを置いて行った。もう一杯飲みたい気もするなーと思ったけど.....分かった、これからきっと試合見た子達が押し掛けて来るに違いない、と思った。案の定、そのあと10分くらいで、店の中は信じられないくらいに立ち飲みで一杯になり、僕は釣銭のない勘定をトレイに載せて店の人に渡し挨拶して外に出た。客はもう外まで溢れ出している。

電車の時間まであと30分くらいある。
駅の中で電車を待つことにした。赤いユニホームやタオル、旗を持った子達も電車を待っていた。テレビに映っていたスタジアムの雰囲気からして、きっとココでの試合ではなくパブリックビューイングなんだろうと思ったけど、みんな、お祭りみたいに楽しそうだった。

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2014年03月07日 13:30に投稿されたエントリーのページです。

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