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ルーブル・ランス Louvre-Lensへ。

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パリのルーブルに行った翌日、僕らは北駅からランス行きの列車にのりオープンして1年くらいの新しいルーブルの別館、ルーブル・ランスに向かいました。
大きめのバッグを持った遠方に向かう人たちの行き交う朝の始発駅の賑やかさと、コーヒーマシンから立ち上る湯気、コーヒーとパンの甘い香りにもドキドキする。
TGVのチケットはフランス国鉄のサイトで予め購入。列車によって料金が異なり、またランス行きはルーブルの影響か土日のみ本数が多く、僕らは土曜日に行くことにして1人15ユーロくらいの安めのチケットを購入。

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パリからランスまで1時間ちょっと。美術館の開館時間から逆算した時間で安い席を選んだんだけど、1等席だったのでリッチな雰囲気。ちなみに帰りは同じ料金で2等席。
フランス北部にランスは2つある。1つはシャンパーニュの産地でもありノートルダム大聖堂のあるReimsランス、もう1つは昔炭坑の街として栄えたが今は過疎化しているLensランス。ルーブル別館の出来たランスはかつて炭坑の町だったほうで、プラットフォームの先にちょっと見える黒い三角形の人工的な山がこの地を知る人には昔を偲ばせているものなのでしょう。

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10時、ちょうど美術館が開いた時間だ。

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かわいい駅舎。でも駅前は確かに少し錆びれた雰囲気ではある。

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駅を背に左に進み、建物に沿って左に曲がると、美術館への無料シャトルバスが待っていた。
10分くらいの距離だから歩いても行けるのだけど、雨が降りそうだったしタダなのでバスに乗っていくことに。こうしてバスに乗って美術館に直行してしまうと、地元の店にはあまり利益がないんじゃないかと気になったけど、まずは美術館に。

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日本人建築家妹島和世と西沢立衛のユニットSANAAによる設計。
では、さっそく。

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ライブラリーやショップなどは、それぞれスケルトンに仕切られた円柱状のスペースの中に。
コートや荷物を預けたいからクロークに行こっと。

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地下のクロークからはガラス張りの保管庫が見えます。

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いよいよ展示室へ。いやぁ、メタリックな展示室だなあ。
建物の印象はとくにこれといってジェネリックな感じだけど、この展示のアイデアは善くも悪くもオリジナリティがありますね。

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壁には目盛りのように年代が示されていて、入り口から出口に向かってルーブルらしく古代の出土品から近代の作品が展示され、美術史の時間の流れの中を歩くような展示になってます。

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採光と照明は天井から。

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壁の金属感はシートなんですね。
空気入っちゃってるけどオッケーなんだなー。セルフビルドっぽくて親しみわくわー。

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パリのルーブルの人気作品の幾つかが交代でランスに展示されている感じ。
ちょっと青年っぽい表情のヘルマフロディトスです。

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悔悛するマグダラのマリア、はこっちにありました。

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エティエンヌ・モーリス・ファルコネ。キレイですね。

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ジャン・バティスト・グルーズとそのおくにはゴヤ。

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昨年末まではロマン主義のドラクロワ、民衆を導く自由の女神、が目玉として展示されていたみたいですけど、今回は新古典主義のアングル、スフィンクスの謎を解くオイディプス、が目玉作品となってました。

何となく展示してある作品貯蔵庫っていうか金庫の中に入ってる感じかなー。

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メインの展示室の先は小さな展示ブースが3つ。

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ホールに戻り、もう1つの企画展示室へ。こちらは古代ローマの展示でした。

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全部の展示を見終わって12時過ぎ。
美術館内のフードコーナー、別棟にレストランもあります。うーん、混んでるなー。
外に出ても周りは何もなさそうだし、帰りのTGVは夕方5時のチケット買っちゃったしー。
こんなに早く見終わっちゃうとは思わなかったもんなー。
企画展示に深い興味があれば別ですけど、2〜3時間見ておけば十分だったかも。
ま、駅までもどって散策しますか。

パリからランスまで往復30ユーロちょい。
パリを離れて郊外の空気を吸うのは気持ちいいけど、かなり興味のある企画展でなければ一回来ればもういいかなー。

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2014年03月06日 11:17に投稿されたエントリーのページです。

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