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ガラス窓の向こう、
店のデッキの木香薔薇のパーゴラの餌台にはひまわりの種をのせています。
毎日、毎日、たくさんの鳥たちが食べに来ます。
だから仕事のある日は、毎日、毎日、餌をのせます。
はじめは落花生をぶら下げたのですが、
食べにくそうだったし、こっちの方が僕にとっても楽でした。
あれからもう8年です。
8年も餌をやり続けているのに彼らはまったく僕になつきません。
餌をやろうと出て行くとまず逃げます。
警戒したような声で鳴きます。
動物園や公園では餌を持ったおじさんが来たときは、
みんな近寄ってくるものなんでしょ。
警戒しないでしょ。
なんで遠巻きに、ジー、ジー、鳴くんですか。
いつか手のひらから食べるかな、と夢見たこともありました。
肩に乗ったりするんじゃないかと思いました。
餌台を空にして手のひらに種をのせてじっと立ってみました。
息を殺し、蝋人形のようにして翌日も。
近くまで来るけど踵を返して飛んでいきました。
3日で飽きました。
諦めたわけじゃないですが、僕にはまだ仕事があるものでそんな時間は。
餌台の右にはお水を入れたグラスを下げています。
乾きものは喉が乾くんでしょうか。
よく飲みます。
やっぱりかわいいです。