此のごろ フレッシュフルーツカクテルのオーダーが入ると、
カウンターのなかから、パッチン カン! パッチン カン!と、金属音を響かせている道具は、これです。
ドイツのWESTMARK ヴェストマルクト社の種抜きでチェリーストーナー。
今カラカラで提供しているフレッシュフルーツのカクテルは、スモモとサクランボのカクテル。
山梨県のスモモ2個をフルールナイフで実をカットして、山形県のさくらんぼ8個くらいをこの種ぬきで種を抜いて、青森県のりんご(ふじ)を1/4個をカット、それらを低速圧搾機に掛けてジュースにします。ブランデーをベースにしたフランス産のプラムリキュールを氷の上からグラスに注ぎ、よく冷やしてからフルーツジュースを加えミキシングして出来上がり。
この さくらんぼの種を抜くときに使っているわけです。
ちなみにこの道具、さくらんぼだけじゃなくオリーブの種も抜けます。
勢いよくハンドルを握ると、パチン!という音と共に種は勢いよく飛び出し、シンクに当たってカン!と鳴る。
これは武器になるんじゃないかと思うくらい勢いよく飛び出す種。
カクテルを作りながら想像するわけです。
どうせ戦争が無くならないのだったら、これでやったらいいじゃないか。
離れたところからミサイルのボタンなど押さずに、大量のさくらんぼと手には種ぬきを持って打ち合うんだ。
打った数だけ さくらんぼも食べる。
お腹がいっぱいになると眠くなるから、まぁ、お昼寝も必要だわな。
もう食べられないから、今日は終わり、とか、
さくらんぼの木の群生地はかつてそこが戦いの場であったことを示している、とか、
食べきれなかったさくらんぼで戦士たちはさくらんぼのワインを作った、とか、
作業しながらの妄想というのは、尽きないわけです。
実際にどのくらいの威力があるのか、試しにさくらんぼと種抜きを持って外に出てみましょう。
こんなもんです。
武器にはなりません。
このようにさくらんぼのポジショニングによって種の方向が変わります。
うまくセットして真っ直ぐ飛ばしても1mちょっとかな。
これなら口の中でモグモグ食べて種だけ飛ばした方がよっぽど飛びます。
.....いやいや、食べた種をぶつけられるなんて、生理的に受け入れられない。この話はもうこれくらいにしておこう。
ヴェストマルク(ウエストマーク)社はキッチン用品ブランドです。
1956年に創業者Hubert Deimelによって"Hubert Deimel Household Goods Factory"としてポテトの皮むきを発売。2001年に家庭台所用品のブランドしてWESTMARKとなりました。
このチェリーストーナーでオリーブの種を抜くと負荷が高いのか壊してしまい、これで2個目。他にもいくつかの種ぬきを使いましたが、シンプルで軽くて何となく気に入って使っています。
WESTMARK
https://www.westmark.de
WESTMARK チェリーストーナー / 楽天市場