配膳ワゴンを作った。
厨房とカウンターの間に置いて皿の上げ下げをする、云わば連絡窓口である。キャスター付きだからいろいろな使い方が出来る。クルリと回せば目隠しにもなるし、仕込みの時は移動して作業台としても使える。片付けの時も沢山お皿を入れられるので便利、なように作ったつもり・・・なのだ。
SPFの1×材と垂木で作ったせいか、ちとゴツめな上、色はオスモのローズウッド、なんちゅうかカントリーな味わいである。
営業時間中はこんな感じ。幅はそのまま奥の収納庫にするするっと移動させられるサイズにした。
午後のアイドルタイムや深夜のフードオーダーストップ時はこうして置く。
厨房内には蛍光灯が6本もあるので、それが店内の薄暗い雰囲気の邪魔をしないように、それでいて厨房が閉鎖的にならないようにと考えたのだが、土間に水勾配がついているのでなかなか水平にならず、何度もフギャ~!と頭を掻き毟った。
今回思い知ったのは、「設計図は大事」ということである。木材で何かを作ろうと思ったら、ステップ1は寸法通りにまっすぐに切れるようになること、ステップ2はどうやって作ったら丈夫でしかも材料を無駄なく使えるか考えることではないかと思う。
今ようやくステップ2に差し掛かり、紙を左手に持ち鉛筆を右耳に挟みスケールを右ポケットに入れ、あーでもないこーでもないぞとウロウロしているところである。