市場のフルーツ屋さんの店先にあったマシーン。
遠目から物欲しそうに眺めていると、通勤途中のオシャレなおねえさんが躊躇なくマシーンに近寄り、まるで毎朝の歯磨きのようにナチュラルにセルフでオレンジジュースを作った。
僕も飲みたい。
さっき見たリプレイのようにビニールのカップをセットする。
黄色いレバーを下げる。
オレンジがゴロゴロと降りて来てプレス機のようにスクイーズされ、
勢い良くオレンジジュースが作られる。
おおぉ、素晴らしい!と喜んだのが気の緩みだったか、降りてくる筈のオレンジが詰まってしまった。
オレンジのカゴに手を突っ込んでみる。
店のおにいさんが飛んでくる。
オー、ソーリー。サンキュー、サンキュー。
おにいさんが愛想よく直してくれた。
なみなみ注いでビニールの蓋をしてストローを挿しレジへ。
あまりなみなみなのも卑しいかしら、とレジに行く途中で一口飲んでみる。
これでノープロブレム。
たくさんのオレンジを搾ったのに1.6ポンド。安くてよかった。
さっきのおにいさんに笑顔で、サンキュー、バーイ。