車も通らないような細い路地を入ったところにある有名なパブ The Red Rion。
2階建バスが走り回る賑やかな世界から、狭く落ち着くパブの世界へのアプローチのように路地を進む。昼下がり。パブが一番静かな時間だと思う。
それでもスーツを着た男たちの立ち飲みが数人。音の出てないテレビを見ながら座ってる男が1人。スーツで携帯を弄る男が一人。この店もBGMがないのが心地いい。
歩き疲れたからスツールに腰掛けて飲む。床に敷かれた絨毯の柔らかさが足の疲れを解してくれてるようだ。ここも良いパブだなぁ。店の中は広くないし、みんな立ち飲みが好きだから、昼の混む時間は路地に溢れ出すようにしてビールを飲んでいるそうだ。
店名にある"Red Rion"はポピュラーな名前で、ロンドンだけでも幾つかある。そもそも紋章にライオンが描かれること自体が多く、スコッチウイスキーでもボトルに付いた紋章にも獅子が描かれていることが多い。
そういえば、イギリスに限らずライオンってシンボルになってることが多いんだな。古代エジプトのスフィンクスだってそうだし、聖書にだって登場する。
日本の家紋にも獅子はあるし、そういや神社にもいたなぁ。