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黒田原・自転車映画祭の上映会場にバーカウンターを作るのだ、の下見。

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毎年ボランティアとして参加している那須ショートフィルムフェスティバル(那須SFF)の主催"NPO法人那須フィルムコミッション"と、那須町役場のある那須の行政の中心地区にある"黒田原駅前にぎわい商店会"とが共同で企画する「自転車映画祭・グルメ&サイクリングフィルムフェスティバル」が、今月18日(土)、19日(日)の2日間、黒田原駅前にて開催されます。
那須の中心である黒田原エリア、温泉や牧場の点在する高原エリア、奥州街道の風情あるれる芦野エリアなどから美味しいお店の出店と、自転車にまつわる映画の無料上映、那須のプロサイクルロードレースチーム「那須ブラーゼン」のイベントブースの他、自転車自慢展示、トークイベント、ライブ、ダンス、キャンドルイルミネーション、レース、大抽選会、とまぁ、てんこ盛りの2日間です。
詳しくはFacebookページこちらの記事などご覧下さい。

今回、ぼくは3つの上映会場の1つ、「中山ガレージ」の中に「バーロイヤル by 殻々工房」として簡単なカウンターを作り、期間中、飲み物を提供することになりました。バーロイヤルとは那須SFFのイメージキャラクター「バーロイヤルのママ」の店です。

いよいよ来週に迫った映画祭の会場作りの準備に、週明けからボチボチ取り掛かります。(←ゆるいけどちゃんと間に合うのか!?)あ、映画祭全体の準備は先月から たくさんの方たちが毎週集まり、着々と進められているのでご安心ください。心配なのは僕の担当している部分だけです。

写真がその「中山ガレージ」。中山建築設計事務所さんの物置兼車庫として使われているところに、会場として白羽の矢が立ちました。
資材置き場然とした姿で、バラックファインダーファンの僕には、いつもなら内部に興味アリアリで通り過ぎるだけですが、今回は会場ですので…….おじゃましまーす。

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外壁のトタンがいい色にエイジングしてます。
スライドドアのブルーが見えているのがいいですねー。

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おー、この広さで柱がない!
フィルム上映するには柱がないのは好条件ですね。
トラスで梁を持たせているんですねー。このむき出しの、梁、柱、小屋束、筋交い、野地板などがインパクトあります。

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バーカウンターを作るのはあの奥、入口隣りのスペースです。
この雰囲気を残しながら、バーコーナーを作ろうと思います。ただ、ここは保健所への申請上、縁日や屋台同様、生のフルーツや野菜は使えません。また水道もないのでミキサー類も使えないそうです。制限の多いなかでどのくらい表現できるかな。

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今回のこの自転車映画祭の話を伺ったとき、黒田原の商店街の活性化ということを聞きました。この1回のイベントで商店街を活性化させるのは難しいと商店街の方も思われていると思います。何せ商店街は先代よりの商売のプロの方の集まりですから、問題の解き方が簡単でないことをよくご存知。ただこの期間に多くの方が黒田原に足を運んでくださることで何かが変わるかもしれないという期待はあると思います。

もし、このイベントのなかで自分が何か表現できるとすれば何だろうと考えました。
こんなおっさんが自分で作ったカウンターで仕事ができるんなら、自分にだって等身大のサイズからなら店をはじめられるかもしれない、と地元の若い方や、この街に来て魅力を感じた方に思ってもらえたらいいな、と思いました。もちろん、起業するのは簡単で、継続が難しいのですが。
だから会議用のテーブルで販売するのではなく、立派でなくてもいいからスタンディングのバーカウンターを作ろうと思いました。連休明けからの2、3日の仕事前の少しずつの作業で、時間もお金もないのですが、どこまで出来るかが自分でも楽しみです。そんなことをぼんやり考えているうちに、自転車映画祭というタイトルも面白く感じてきました。

今、那須町では「那須高原ロングライド」や「那須ブラーゼン」の影響でスポーツサイクルとしての自転車が流行っていますが、早く遠くへ走る乗りものとしてだけではなく、自分の体力に合わせたスピードで等身大の行動範囲を移動し物も運ぶ乗りものとしての自転車を考えると、それは商店街というコミュニティへと繋がっていくように思います。
電車と自転車と歩きという行動手段から、車に移行したことも地方の駅前商店街の現在に映しだされているのだとすると、この自転車映画祭というタイトルは、地産地消を唱えるもののように思えてきます。
まちがっても自転車操業映画祭ではありません。
あまり書くと、君、来なくて良いよ、と言われてしまうかもしれないので、この辺りで。

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これがポスターにもなっている黒田原駅の駅舎です。
ミーティングの際、黒田原の歴史を残す活動をされている方から、この駅舎は大正時代に建てられたもので、当時はグレーの部分もピンクに塗られてていて、町の人たちはこれを「ロマンチックピンク」と呼んでいたと聞きました。
大正ロマンのロマンチックです。
この「ロマンチックピンク」、中山ガレージにとても似合うと思います。
こっそり、どこかに使いたいです。

ほかの2つの上映会場もご紹介しましょう。

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こちらが藤田倉庫です。
横長のとても広いスペースです。

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しかも何とL字にもう1つ。
藤田倉庫では通常の上映だけでなく、クラッカーを鳴らしたり踊りながら見るインド映画のマサラ上映や、那須高校吹奏楽部の演奏、ライブなどもあります。

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この山の手前にスクリーンを立て、遮光して上映されるそうです。
基本的には中山ガレージと同じ造りをしてますね。

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そして、ここは黒田原駅の目の前、金子書店の壁です。
ここにも映画が上映されます。もちろん夜だけ(18土のみ)です。

さーて、カウンター、ちゃんと出来るかなー。

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2014年10月10日 23:53に投稿されたエントリーのページです。

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