この日はランチをしてから飲み歩き、カフェ・ラ・フルール・アン・パピエ・ドレ La Fleur en Papier Doreへ。
ベルギーシュルリアリズムの頃の雰囲気を残したビアカフェで、当時マグリットたちの溜まり場になっていたそうだ。メセンス、ユーゴー・クラウス、ジャン・デュビュフェ、アルシンスキーなども良く訪れていたらしいです。
このカーテンのすぐ裏にドアがあります。
入りにくいけど、開けたらすぐ客室なので外気が入らないように風除室の代わりですかね。
店内ほぼ満席。
2人だけど、、って言ったら、店の若い男性が、奥が空いてるよ、と教えてくれました。
メニューを見ながら、どれがオンタップ?って聞いたら4種類くらいあったので、その中から選びました。ラトラッペ La TrappeとドゥラセーヌBrasserie de la Senne。ナッツは無料。
何処から来たの?と聞かれたので、日本だと答えたら、すごい!日本に行きたいんだ!と言っていました。何でなのかは分からずビールを飲んでいたら、彼がiphoneを持って帰って来て、iPhoneの自動音声曰く「ワタシハ、フジサンニ、ノボリタインデス」と。
おお、素晴らしい!是非来てね。
さすが趣きのある店内です。
通路を挟んだ向かいの席にいた、孫を連れたおじさんから話しかけられました。
何処から来たんだ?というから、日本、と。
おー、うんうん、と良くわからないけど好意的なリアクション。
何を飲んでる?と。
ラトラッペとドゥラセーヌです。
ラ・トラッペはおじさんも飲んでいたみたいで、このトラピストビールは素晴らしいと言っていました。オランダの修道院で作られているんだ、と。
あれ?ベルギーじゃないの?と思いましたが、オランダで作っているトラピスト会認定のトラピストビールなんですね。
今では修道士の高齢化による人手不足でオランダの民間企業と契約して作ってるみたいです。
孫を連れたおじさん、というか、ビールを飲むおじさんに付き合ってる孫、という感じでした。
孫の隣に座ってきたカップルが徐にチュパチュパし始めたので少し困惑気味の様子でもありました(笑
壁には絵が一杯です。
ベルギーシュルリアリスムを想わせる妄想タイム。
狭い店内にお客さんがいっぱい。
でもこの時は比較的静かでした。
看板ないから分かりにくくて、入る時ちょっと戸惑いました。
ビールの種類はそんなにないし、ビールを飲んで酔いたくてくる店というよりは、当時を想ってゆっくりする店ですかね。