昨年末から殻々工房でのあかりろうそく展の期間中から企てているものがあります。
このコロナ禍の冬にほっこりとした温もりをくれたあかりろうそくのキャンドル。
那須の冬の寒さに温もりをくれるキャンドルをひとつの形にできないものかと思い、殻々工房のオリジナルキャンドルを作ってもらうことになりました。
商品化したらきちんとご案内しますが、
こちらのイメージとあかりろうそくさんの色のセンスで出来たキャンドルを載せるキャンドルホルダーをこの緊急事態の休業期間中にのん気に作ることにしました。
キャンドルのサイズはあかりろうそくスタンダードのφ75mmとφ100mmの2タイプ。
それをシンプルな木のホルダーに載せます。
ホルダーはφ75mm用として高さ40mm, 80mm, 140mmの3種類と、φ100mm用に高さ60mm, 110mmの2種類で、合計5種類のホルダーを作ります。
試しに8個ずつ。
.....合計40個!?....ちょっと多くね?
....ということで、上のメモはその寸法出し。
木材をサイコロにするのは友達の大工さんにお願いしました。
130mmの角材はホームセンターじゃ売ってないし、費用は掛かるけど、確実だし、量もあるし。
上面にキャンドルが載る部分だけ円く窪みを作りたいのですが、これは自分でトリマーでやることに。
サンディングとパテと塗装して仕上げる予定です。
上面の窪みはφ75mmとφ100mmの2種類。
これはフリーハンドだと無理そうなので治具を作ります!
これは100mm角の木材にφ75mmの円を作るバージョン。
そんなシンプルなことなんだけど、技術だけで作ろうとするのは大変なことだから、誰にでも(技術のない自分のために...)楽に作業するために計算するって楽しくもある。
そこでオープンソースなのだ。
グレーの部分がトリマのベース。これが曲者でW90mm×H80mmなのだ。
ビットの中心は上部と両端から45mmの位置にあるので、下部から35mmの位置になる。
トリマーのベースの上部2点A, B, を常に円周に接して移動させれば、Cのビットの中心は円を描くことになる。
ベースの向きを間違えてしまうと円周も異なってしまう。
トリマのストレートビットとして大きなサイズの20mmを購入....中心から10mmで計算しやすいから。
φ75mmの円なのでビット中心はφ55mmとなり、それに合わせて治具の円周を計算するわけだけど、トリマのベースは角が丸いので、その分を何となく調整(....そこはアバウトなんだな。笑)。
外周は167mmとしました。
先日の167mmの穴は、これだったのです! ガハハハハハ。
治具の全容と結果についてはまた次回。