スロージンというお酒は、スピリッツにスローベリーを浸して作ったリキュールです。
スローベリーは和名にスピノサスモモ (Prunus spinosa)とか西洋スモモと呼ばれる、見た目ブルーベリーなプラムっぽい甘酸っぱいフルーツ。
主にイギリスで家庭的に作られるもので、イギリスだけにスピリッツはご家庭でもジンを使っているのかどうか分かりませんが、スロージンとして売られている商品はジン生産者のものがほとんど。甘さ抑えめで酸味が心地よく感じます。
このSIPSMITHシップスミスは、最近流行りのクラフトジンの先駆けとなったような生産者です。DRYやVJOPなどは人気のシリーズで、単体やトニック割りでもよくオーダーの入る銘柄でもあります。
そのシップスミスが作るスロージンがこちら。
年に1回のみの生産ということもあるかもしれませんが、今は購入できるところはないみたいです。
仕入れてから時間も経ち、ラベルもへたれてきたので........カクテル用にして使い切っちゃおうと思います。
スロージンを使ったカクテルっていろいろありますが、カラカラでは一番ポピュラーなチャーリーチャップリンの作り方をご紹介しましょう。
チャーリーチャップリンはシェイカーを使います。
最近では100円ショップでも売ってますから試しに買ってみてもいいかも。
材料はスロージンと、アプリコットのリキュール、レモンの3種類。
レモンは絞って、1:1:1の分量でシェイカーに入れて、氷をいっぱい入れて、よく振る。そして、氷を入れたロックグラスに注いで出来上がり。
甘酸っぱくて、度数もそれほど高くないです。
カラカラでは通常、ゴードンのスロージンと、ルジェのクレームドダブリコを使っています。レモンは大体1/2個使うことが多いです。
ご家庭でシェイカーに残った氷が勿体無いと感じる時は、氷ごと注いじゃってもいいと思います。でもレモンの果肉とかシェイクした時の泡や砕けた氷も入っちゃうかもしれないから、それは綺麗に注いだ方が口当たりも良くって味も変わります。
神経質に作る時はレモンジュースも漉してから使います。
よかったら家飲みにどうぞ。
梅酒なら飲める、という女性にもオススメですので、奥様に作って差し上げてください。
ゴードン スロージン 26度 700ml / 楽天市場
ゴードン スロージン [ リキュール 700ml / amazon
ルジェ クレーム ド アプリコット 15度 700ml 正規/ 楽天市場
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アプリコットのリキュールは甘めの梅酒に変えてもいいんじゃないかな。その場合はチャップリンじゃないから日本の好きな喜劇王の名前にすればいい。他のプラム系のリキュールでもいけます。
カクテルの処方は基本的な部分さえ壊さなければ、アレンジしても美味しくなる優れたオープンソースです。
ぜひ楽しんでください。