アントワープで一番印象深いビアカフェがCafe Kulminatorクルミナトゥールでした。
ここはものすごい数のベルギービールを在庫しています。種類も多いけどヴィンテージビールを扱っているところがまた凄い。
店内はキレイとはいえないけど雑多でいい感じです。
おじいちゃんやおばあちゃんがやってる定食屋のような匂いもあり。
実際におじいちゃんとおばあちゃんが切り盛りされてました。
ビールカタログのようなメニューからは選びきれずこの日のおすすめメニューから選びました。
右 OUDE LAMBIK TIM 2011って黒板に書いてあった、ティママンズTimmermansのランビック。
ブリュッセルのカンティヨン醸造所やモールシュビトで飲んだような発泡していないランピックです。ぬか漬けのような酸味とアンモニアのような独特な香り。これはベルギーに来てちょっとクセになりました。
左 RODENBACH VINTAGE 2013、ローデンバッハのヴィンテージ2013年のものです。
フルーティーで樽由来のカラメル香があり、アルコール度数もちょっと高め。
味わえる一杯でした。
独特な店内です。
作り物の蔦が天井を這ってます。
これがおすすめメニュー黒板です。
次はあれが気になるなぁ〜♪
左のカウンターの上にはボトルが並びすぎて中がよく見えませんが、カウンター内は倉庫のようにぎっしり酒棚です。
埃が積もったボトルもいっぱいあります。
どんなヴィンテージビールなんだ!
カウンター上部のガラス戸棚にはそれぞれのビールに合わせた専用のビールグラスです。
ビールの種類が多い分、ビールグラスの種類も多いわけですね。
万人受けはしないのかもしれませんが、このビアカフェはかなりのハイレベルです。
右が Mikkeller Black、全てスモールバッチでの製造、日本でも噂のミッケラーです。
これは柔らかく濃いどこまでも黒いスタウトです。
ミッケラーは特定の醸造所を持ちませんので、それぞれに生産地が異なるのも特徴です。
創立はデンマークコペンハーゲン。アメリカ、ノルウェー、スコットランドでの作られているそうですが、このブラックの生産地はベルギーだそうです。
左が Mikkeller Big Worster Barley Wine Chardonnay、これは衝撃的。
アルコール度数は高く発泡はほとんどない。
ビールというよりモルトの香り、カラメルのような樽香とぶどうの香りでブランデーのニュアンス。これは美味しかったです。
おばあちゃんにこれが美味しかったと笑顔で告げて、ほろ酔いでホテルへ。
一日歩いて疲れてたのを忘れるなぁ。