今年も春までのこの時季は今まで個展してくださった作家のうちから幾つかの小作品を展示させていただいております。
この壁面は、左に永瀬恭一「ボナールの風景」、中央に小林達也「Landescape」、右に まつい由美子「砂のケーキ」です。
3つの絵画の共通点は「風景」です。
永瀬さんの作品は画集の中の風景画を風景としては扱わずに絵画として再構築しようとしています。
小林さんは作品が風景的になるのを遠ざけつつも 抽象的な絵画の中を彷徨うにように制作するうちに見えてくる風景を捉えようとしています。
まついさんの作品は実際に見た風景を具象的に用いて時間と人を表現しています。
3者の全く異なる風景との関わり方、其々の作家が絵画を通して探り表現しているコンセプトの違いを、お酒を飲みながら考えたり感じたりしていただけたら この上ない喜びです。
この展示は3月下旬まで。
そしてこの期間中は夜のバータイムのみの営業となります。
そうそう、この次の展示「槙野匠 展」から日曜日の営業時間が変わります。
日曜のみPM3:00-PM10:00まで。
詳細はまたのちほど。
冬の小作品展
20190221-0325
野沢二郎 武内明子 齋藤千明 佐藤陽香 米倉万美 松村明那
永瀬恭一 小林達也 まつい由美子 (順不同)
ほかの作品もチョットだけご紹介。
「瞼を閉じて 本を開く」武内明子
「どこにいても眠い」米倉万美