マンハッタンのミッドタウンにあるMoMA(The Museum of Modern Art)ニューヨーク近代美術館に行ってきた。MoMAの入場料は近隣の美術館と比べ少し高く20ドルなのだけど、金曜の4時以降は無料なのだぁ♪ わーい、わーい\(^_^)/
それにしても凄い人気.....昨秋からのティムバートン展は更に人気で、見るにはTimed Ticketが必要なのだけど、連日、昼には売り切れてしまうのだそうだ。もちろん、この日もSOLD OUTでした(^_^;
人は多いけどMoMAが広いからなのか嫌な感じはありませんでした。入場もスムーズだったのですが、厚みのあるバックは持ち込めないのでクロークルームに預けなければならず、これに行列が......まぁ、冬はコートを預けてリラックスして見たいしね。15分くらいは並んだかな......ちなみに、僕の吉田カバン・ポーターのブリーフケース程度ならスルーです。さーて、身軽になったところで、レッツらドン!
やっぱりMoMAは凄い、ロックフェラーって凄い。名画だらけだ。
マチスの「ダンスⅠ」、おなじスペースに「赤いアトリエ」もある。マチスのダンスは色が鮮やかだったし、やっぱり画集では感じられなかったパワーがある。この「ダンスⅠ」の翌年に「ダンスⅡ」が描かれたんだよなぁ。「ダンスⅡ」は画集でしか見た事がないけど、やっぱりこっちは静かというか軽やかなダンスかな。「ダンスⅡ」も見たいけど見る機会があるかなぁー。
これは個人的な感想だけど、平面的に抽象化されつつある段階のダンスと、2年後に空間を抽象化した赤いアトリエを並べて見ると、赤いアトリエのほうにリズムを感じる。ダンスはモチーフとして人間の生きる喜び表現したと同時に、絵画的に平面の抽象化というダンスを確立しはじめた頃の作品なのかもしれないな。
ピカソのコレクションも凄い。僕がぜひ見たかったのはこの「アヴィニヨンの娘たち」。
青の時代、バラ色の時代を経て、この絵からキュビズムがはじまったと言われる作品。そしてこの絵を描いた場所がモンマルトルのあの共同アトリエ「アトリエ洗濯船」なのだそうだ。僕はアトリエ洗濯船跡の前に立った時に、ここで「アヴィニヨンの娘たち」を描いたのかぁ......と思っていたから、ここでラッキーにも繋がることが出来た。
この作品はやっぱり印象深い。この先、ピカソとブラックがキュビズムを高めた作品よりも目を惹き付ける強さがあるように思う。
左はピカソの「アブサンのグラス」。やっぱり、好きだったんだなぁ。
このアブサンスプーン、僕も同じものを持ってますが......角砂糖が大きい....けど、バランスが良い(^_^; いいなぁ、このブロンズのグラスで飲んでみたいね。
ルソーの「眠るジプシー女」の隣りにはゴッホの「月星夜」がありました。まるで美術の教科書だ。
これも僕が楽しみにしていたワイエスの「クリスティーナの世界」。
一昨年の11月、Bunkamuraで見た"アンドリュー・ワイエスー創造への道程ー"では、「クリスティーナの世界」はコピーが展示されていた。これを見るにはやはりMoMAに来なくっちゃ、と思っていたんだ。まさか、こんなエスカレーターの隣りにあるとは.....日本に来たらメインになりそうな作品なのに(^_^;
アンドリュー・ワイエスは日本での展示の後、2009年1月16に他界されている。僕らはMoMAに行ったのが1月15日だから、ワイエスが他界してちょうど一年だったんだな。
抽象表現主義の作品はニューヨークって感じがする。
ニューマンとロスコを同じ視界に収められるのは嬉しい。ただ、ロスコはやっぱりロスコだけで見た方がいいね。僕には賑やかな部屋で静かな音楽を聞くようでちょっと難しかったかも(^_^;
ポロック、ウォーホルは作品数も多かったしカッコ良かった♪
ほかにも名前を上げだしたら切りがないくらい、モダンアートからコンテンポラリーアートまでの名画の数々でした。
オランジュリー美術館を想わせるアールの付いた壁のモネの展示スペース。
MoMAは開放的で居心地良いし、カッコイイ美術館だな。こんな美術館が毎週無料開放されているなんて羨ましい。
ティムバートン展は見れなくて残念だったけど、幾つかのデッサンは通常展示ででも見られました(^_^)v
今回は時間が無かったからカフェなど使えなかったけどゆっくりするのも良いんだろうな。きっと、何度来ても飽きない美術館なんだと思う。
Comment(2)
うひゃー、うひゃーー!!
すごい有名な作品がいっぱい!
人が多いですねぇ。
この人たちみんな、
あっkarakaraさんも
何を感じちゃうんでしょうねー?
Author→ *あい* @ 2010年01月29日 14:05
@ 2010年01月29日 14:05
*あい* さん、作品も人も凄いですよね(^_^;
きっと無料の日だったら余計なのだと思うけど、やっぱりこれって嬉しいと思うな。
世界各地から人が見に来る美術館だから、みんなそれぞれ感じ方は違うんでしょうね、それも大切なことだぁ(^_^)
Author→ karakara @ 2010年01月29日 19:07
@ 2010年01月29日 19:07