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戸建て住宅等の除染に関する事前調査として放射線量を測量してもらいました。

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2011年3月11日の福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の戸建て住宅等の除染のための事前調査として敷地内の線量を測定し、基準値0.23μSv/h未満であれば除染対象から外され、基準値以上であれば除染対象となるそうです。
あれから3年と9ヶ月、第一原発からの距離は直線でちょうど100キロ、うちにもその順番が回ってきました。
うちには子供が住んでいませんので優先順位もありますでしょうから、これが早いとか遅いとか、また基準もよく分かりませんので、数値が高いとか低いとか言うつもりはありません。またどこかで起こりうる事故に合う人のために、個人の残す情報としてインターネットに上げておくだけです。
那須町から委託された国際航業株式会社による測量調査です。

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セルフビルドの記録として書いていても敷地図をアップするのはなかったかもしれません。
一瞬、Googleマップか?と思いましたが、そこは何せ国際航業ですからGoogleマップよりも精度の高い航空写真でした。
横方向に伸びているが2階建ての2世帯住居、通りに面して伸びているのが1階建ての店舗部分です。「W・D」と書かれているのは自作のウッドデッキ、「付」と書かれているのは付属棟と呼ばれうちの場合は自作の物置薪置き小屋のことでした。
この増殖する自作部分を含む家屋や造作物は除染対象とはならず、今回の除染対象は、土、砂利、草、などの取り除きやすいもののみなのだそうです。
うちにはありませんが、コンクリートも数値が高かったとしても除染対象にはならないそうです。
店舗の屋根には土が載っていて緑化屋根でいわば地面なんですけど....とダメ元で言ってみたのですが、それも除染対象外、ただ数値だけは測ってもらえました。

黒い数字は家屋から離れた地点の地表から1mの空間線量測定ポイント。
赤い数字は家屋の雨だれが落ちる場所など数値が上がりやすい場所の地表から1mの空間線量測定ポイントだそうです。
測定結果が0.23μSv/h未満であれば除染対象外、以上だった場合、遮蔽菅に入れて地表も測定されてました。
黒い部分の測定結果は、最高で0.19μSv/h、最低で0.10μSv/hで、除染対象外でした。
赤い部分の測定結果は、2世帯住居部分の北が0.23μSv/h、南が0.24μSv/hで、除染対象、店舗や付属棟周りは0.12〜0.19μSv/hで除染対象外となりました。

2ヶ月後くらいに、測定値をプリントしたものが送られてくるそうです。
同時に、除染を申し込むか否かの書類が送られてくるそうなので、それを申し込むと今から6ヶ月後くらいに除染作業に入るのではないか、ということでした。
まぁ、今までの3年9ヶ月ここで暮らしたことと、すでに数値が下がってきている全体の状況をみれば、これから先の対応に対して、遅いとか早いとか言うレベルのことでは........

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こちらが黒い地点の測定結果。

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こちらが赤い地点の測定結果。
北側の地表での遮蔽した状態での数値が0.42μSv/hに上がっていますね。他の数値をみれば分かりますが通常は半分くらいに下がるそうです。

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店舗の緑化屋根も測定してもらいました。
僕自身、久しぶりに屋根に登ったなー。ここが屋根の上だと気づかないくらいナチュラルに空き地っぽいでしょ。

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緑化屋根の地表1mの空間線量は0.19〜0.20μSv/hでした。


2011年11月に自分で数値を測定した記事のリンクも貼っておきましょう。

薪とストーブと落葉とポケットガイガー
http://karakara.pepper.jp/blog/2011/11/post_623.html

室内で0.26μSv/h、屋外の落葉で1.75μSv/hです。


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2014年12月13日 14:24に投稿されたエントリーのページです。

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