ジュデッカからムラーノ行きの船に乗った。
ムラーノといえばヴェネツィアングラスの島だ。
ヴェネツィアのガラス産業が盛んになった頃、火災の心配からガラス工場を1つの島に集めたのだという。それがこのムラーノ島なのだそうだ。また、ガラス作りのノウハウを外に漏らさないようにするための様々な制度もあったようだ。
ヴェネツィアの歴史から当時の共和国政府は細かな制度を幾つも設けているのを良くみる。疫病の蔓延を最小に留めるため、コレラの死者を1つの島に集め伝染を食い止めたこともあり、その島は死者のみで埋め尽くされた。ある話では船乗りの多かったヴェネツィアで同性愛者が増えたことがあったらしい。それを良く思わない政府は島の一部に色街を作り、その利用を奨励したのだという。他国からのヴェネツィアングラス職人の引き抜きに対する対策と罰則なども細かに作られていた当時の政治が記された文献を見ていくのも面白そうだ。
ガラス博物館近くの船着き場Museoムゼオで船を降りた。
僕らの宿泊していたホテルでも薦められたのだけど、ホテル宿泊者には本島から無料の船が出るのだと言う。そして無料の工場見学が出来る見学ツアーなのだと。しかしこのツアーの最後は高価なガラス製品を買わないといけないような部屋が待っているのだという噂だったので、ホテルのレセプションには、ガラスには興味がない、と言って丁重にお断りして来た。
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そろそろ那須にも春が来る。
ハンギング用に花の苗を買って来た。黄色いミリオンベルというサフィニアの小さいようなのと、青いロベリアという苗を寄せ植えしてみた。
今年はあちこちに花をぶら下げようと思っているんだ。
毎年少しずつ、花の咲く季節の楽しみを増やしていけたらいいな、と思っている。
まだ花が咲いていない苗だから、頭の中で黄色と青の小さな花が溢れんばかりに咲いているのを想像しながら、玄関前で1人ニヤケてみる。
そんなニヤケ面の僕が気に入らなかったのが、山から雪が降って来た。
あれだけいい天気だったのに。
ロベリアは雪に弱いのか、葉っぱが、冷凍庫に入れたレタスのように半透明になり元気がなくなってしまった。ミリオンベルは全く変わりがない。種類によってこんなにも違うもんなんだな。
数日後、元気なく萎れたロベリアの葉を一枚ずつハサミで切った。根っこが生きてればきっと新芽を出してくれることだろう。
ホームセンターで衝動買いしたニワトリのプランターハンガーには黄色いビオラを植えた。やっぱりプラスチックが好きじゃないから、使い古しのヤシマットを切って敷いてみた。
すでに咲いているノースポールやビオラでも寄せ植えのハンギングを1つ作った。
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今回の島巡りの中でも楽しみにしていたトルチェッロ。
ムラーノ島からブラーノ島に着いたんだけど、暗くなる前にトルチェッロに行きたかったからブラーノの散策は後回しにして船着き場に停まっていたトルチェッロ行きのボートに乗り込んだ。ヴェネツィア本島からの水上バスとは異なり、細身のクルーザーのような船だった。この船はブラーノとトルチェッロを往復するだけみたい。
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休日、天気がよかったら昼間から桜の下で酒でも飲もう、と思っていたんだけど、残念なことに朝から雨が降りそうな暗い天気。風邪引きそうな予感があったので止めておこう。
陽は沈んだけど、まだ日の名残りのある黒磯公園に寄ってみた。
まだ5分咲き程度だったかな。
小雨が降って肌寒かったけど、これから夜桜を楽しもうというグループは楽しげだった。
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トルチェッロからブラーノへ。
本島へのヴァポレットの時間が遅くまであったので、暗くなるまでブラーノを散策することに。といっても、もう陽は沈んでいるので1時間ちょっとかな。
この島の家はいろんな色に塗り分けられている。ここは漁業の島なのだそうだ。船乗りが自分の家が分かりやすいようにいろんな色に塗り分けられているのだそうだ。そういや、アパートに住んでいるとき酔っぱらってお隣りさんのドア開けようしたこと、何度もあるなぁ。
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7年くらい前に店の木部を這わせようと植えておいたツルバラがなかなか思い通りに育たなかった。そんな何年かのうちに何本かのバラを買い、世話をしていて、何となく彼らのご機嫌の環境作りというものを考えていた。
無理に這わせようとすると、だいたいその枝は元気がなくなって違う枝が伸びて来たりしていた。そんなバラに感情移入して、うーん、分かる分かる、と頷いてもみたが、反して、うまく誘引するととても良く育つことも分かった。
種類にもよるけど垂直方向に伸ばすよりも横方向にのばして蛇行させながら上に伸ばしていくと花付きがいい。今まで、垂直に屋根まで伸ばして上の方で咲かせたいと思って植えていたバラはそれに向く品種ではないようだということも分かった。また品種によっては下を向いて咲くバラがあって高く育てて高いところで咲かせられるということも知った。
この春、庭木屋さんでセールされていた違う種類のツルバラの苗を3本買い足した。
それを這わせるための添え木を用意してみたのだ。
格子状にしたほうがいいのかな、と思ったけど、そこまでする必要もないか、と考える。必要があれば、その部分だけ「あみだくじ」のようにハシゴにするかもしれない。
うまくいくといいんだけど ( ̄▽ ̄)
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