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TRAVEL/ FILENZE 2015 ARCHIVES

2015年07月30日

フィレンツェに着いたのでぶらり散策

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ちょうど昼にフィレンツェに着きました。
2月初旬、ナポリのヴェスビオは雪を被っていたのに、北上したフィレンツェはいい天気。
でも天気予報では翌日から寒くなるらしい。
今回滞在したホテルは駅からアルノ川に向かって進んだところにあるホテル・クロッシーニというところにしてみました。中心地から離れた静かそうな場所でした。
チェックインしてからランチを食べて、ちょっと中心街まで行ってみよう。
フィレンツェに来るのも13年ぶり。前回はローマにばかりいてフィレンツェは1泊しかしなかったからまたゆっくり来たいと思っていたのでした。

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アルノ川沿いに歩いてみます。
いい天気だな。

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ランチをゆっくり食べ過ぎたのかもうすっかり西陽です。

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風もなくて穏やかだな。
ナポリの喧騒が違う国のことのうように遠い記憶となっていく気がします。

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前に来た時も思ったけどローマと比べてもスリルの少ない感じ。いや、いい意味で。

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2015年07月31日

ラ・ピッコラ・コルテLa Piccola Corteというお店

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朝にナポリを出て昼にフィレンツェ到着。
まずはホテルに向かい、チェックインして荷物を置いて散策へ。

アルノ川沿いを歩いてヴェッキオ橋方面へ歩いていたけど、ちょっとお腹空いたので腹ごしらえしよう! ぶらぶら歩いていた通り沿いにあった間口の狭いカフェのような店構えだけどランチ看板の出ていたお店に入ってみました。
中に入って、食事出来ますか?と聞くと、もちろん!と明るく小柄な女性が手招きして奥に通してくれて、鰻の寝床カウンターの後ろを抜け奥のレストランスペースへ。あらシンプルで素敵。

平日限定のランチメニューがあってセコンドがどれも8ユーロとリーズナブル。
接客の小柄な女性がフレンドリーだけどさっぱりしていてとても感じ良く、ランチメニューを英語で説明してくれました。

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まずはデカンタで白ワインを。
ローマ、ナポリ、フィレンツェと移動して、最初にでてくるパンの味が全然違うことに地域による食文化の違いが見える気がします。ローマは塩っぱめ、ナポリはつまみになるくらい塩っぱめ、フィレンツェは塩入れ忘れたかのように味がない。

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メニューにはstraccetti di pollo alle verdure in padella とあったからチキンの細かく切ったのと野菜の炒め和えという感じでしょうか。
オーダーで迷っていたうちの奥さんにお店の女性が、私はこれが好き、と勧めてくれたものです。
想像よりも優しい味付けてさっぱりと食べやすかったです。

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これはポークのビステカ、付け合わせ1つ付き。これも8ユーロ、安いね。
付け合わせは選べて、ポテトにしようと思ったら品切れだったのでホウレンソウにしました。美味しいわー。

はじめにオススメされたのはビステカ・アッラ・フィオレンティーナで、どこでも大きな単位でしか注文できないけど、ここでは250gからオーダーできてグラスワイン付きで19ユーロなのだそうだ。
次はそれを食べにこよっと。

食後にエスプレッソをいただいて、ごちそうさまでした。

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2015年08月19日

フィレンツェでルネッサンス美術を見るのにフィレンツェカードを使ってみたのだ。

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この冬の、観光という名のフィレンツェルネッサンス美術漬けスパルタ合宿ではフィレンツェカードを使用したのだ。オス!(←体育会系)

出発前、ルネッサンス美術を見まくるためどこを回れば効率がいいか下調べしていた段で知ったのは、有料の施設がかなり多いこと。美術館はもちろんだけど教会までも。。

これでは遊園地なみにお金が掛かりそうだ、、ということで、フィレンツェカードの購入を決めたのだ。

しかしこれが安くはない、72時間(3日間)有効で72ユーロなのだ。
結果的にはお得だったのだけど、72時間って言ったって、寝てる間は使わないでしょ〜〜、と、庶民には敷居が走高跳びな金額なのだ。

有効期限はカードを買った時ではなく、最初に使った時点から72時間。
この間はトラムやバスは乗り放題、無料Wifiも使える。
ナポリのように待っても来ないバスではなく、待ってれば普通にミニバスがやって来た。
ぼくらが泊まったホテルが中心地から少し離れていたことと天気があまり良くなかったこともあって、バスはかなり乗りました。

しかし、なんと言ってもこのカードもメリットはウフィッツィ美術館などの予約制の施設が予約無しで、しかも並ばずに専用レーンから入れるところじゃないだろか。
他にも、入り口で団体客の人集りの横を抜けて入り口で見せたら並ばずに入れてくれたりもした。
もう得意げにカードを胸ポケットから取り出し、こういうものだ、チラッ、てなものだ。

前にフィレンツェに来た時は2日しかいなかったからあまり見て回れなかった分、今回はこのカードで、とがっついてみた。

フィレンツェカード購入時にカード裏面にサイン、バスチケット、マップとバスルートとフィレンツェカードの使える施設の一覧、そして使える施設の営業時間の一覧、それらを入れるパスケースがもらえるのだ。
各施設入場時にレシートを渡されるのでパスケースに詰めておいたら、回った場所の記録にもなっていた。
数えてみたら20枚。
回ったね。元取ったかね。

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なかなか可愛いカードなのだ。
バスチケットはその都度機会に通していたら印字が真っ黒になってしまった。

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カードが使える施設は入り口にこの赤いのが立ってるので、英語とイタリア語以外の言語圏から来た人が入り口やチケットオフィスを探すのも簡単。

やはりこの街自体がアミューズメントパークのような観光地なのだ。

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2015年08月31日

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会

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72時間使えるフィレンツェカード、まずはカードをゲットすべく駅近くにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会のインフォメーションへ。
インフォメーションは教会の裏手にあり、そのすぐ横にフィレンツェカード用の入口もあったので、この正面からは入れず、出口として出たあとにこの写真も撮りました。

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裏口から入ると、こんな感じ。

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中庭に面した回廊にでます。

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スペイン人の大礼拝堂にあるボナイウートのフレスコ画。


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さて、ここで見たいと思っていた、マザッチョとギルランダイオ、ブルネレスキの作品のある大空間へ移動しましょう。

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おぉ、マザッチオの三位一体。
ルネサンス三昧になるつもりのフィレンツェでまずは初期ルネッサンスを代表する1人マザッチオ、そしてその代表作の1つですね。
彫刻のドナテッロ、建築のブルネレスキなどとの交流がどのくらいあったのかはあまり調べてはいませんが、マザッチオによって絵画にはじめて遠近法が用いられたのはブルネレスキの影響もあったんじゃないかということです。

建築のブルネレスキ、彫刻のドナテッロ、絵画のマザッチオ、ギルランダイオ、フィリッポリッピなどなどから、盛期ルネッサンスのボッティチェリ、レオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ、ティッツィアーノなどなどそしてマニエリスムへ、
フィレンツェには彼らの作品がテンコ盛りだと思うと楽しみでもありますし、想像しただけで食べる前からお腹いっぱいになりそうでもあります。

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2015年09月13日

サンマルコ美術館(修道院)

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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会を見てから東へ。
まずはサンマルコ美術館に行くことにしました。
14世紀に建てられ15世紀にはドメニコ派のフィレンツェにおける拠点になったのだそうだ。

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ということは、フィレンツェにおける宗教改革的な神権政治の指導者、ドメニコ派のサヴォナローラのイメージを強く抱くところですが、その後の16〜17世紀に改装され、サヴォナローラの面影を消し去るように、今ではバロックな礼拝堂になっております。。

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聖アントーニの回廊。

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トイレの手前、ショップの壁にあったギルランダイオの最後の晩餐です。

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1階にある1つの展示室内だけでも濃いですね。
フラ・アンジェリコの最高傑作とされているキリストの十字架降架です。

しかし今回ここで一番印象深いのは礼拝堂でも展示室でもなく2階の修道院部分でした。

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2階に上がる階段の入口上にメディチ家の紋章。
フィレンツェの街のあちこちにありますね、これ。

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階段を上った正面にあるアンジェリコの受胎告知です。
階段を登りながら、少しずつこのチャラさのかけらもない絵に近づくわけで、劇場的な体感的な仕掛けと言えるんじゃないでしょうか。

受胎告知のある壁の右と左奥に通路があり、修道士の個室があります。

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2015年09月15日

捨て子養老院美術館

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ブルネレスキ設計の初期ルネッサンス建築だそうで、日本語での呼び名通り育てられない赤ん坊をここに預ける施設だったのだそうだ。このロッジアの端には顔を見られずに赤ん坊を預けることのできた捨て子のための回転扉がある。
日本でいう、赤ちゃんポストですね。

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現在は2階部分が美術館になっているのだそうだけど、残念なことにこの日は展示室がクローズ...........1階部分だけ見て帰ることになりました。
ギルランダイオのマギの礼拝、見たかったな。

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アンドレア・デッラ・ロッビアのメダイオンだけ見て帰ります。
これは受胎告知ですね。

2015年09月23日

アカデミア美術館でミケランジェロを見るのだ。

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今回のイタリアで一番じっくり見たいと思っていたのはミケランジェロの作品。
ローマではヴァチカンで圧倒的なスケールのシスティーナ礼拝堂やピエタ、ヴィンコリ教会のモーゼなど見られたけど、やはり何と言ってもミケランジェロといえばフィレンツェなのでしょう。
美術史や芸術理論の本を読んでいて、この何年か急にミケランジェロの作品を見直したいと思いはじめたのが理由で、ミケランジェロの技術はもちろんですが、ミケランジェロの社会を見る目と、作品に反映された社会性と芸術との関係を作品を鑑賞することで体感したいという欲求に駆られて遠路はるばるやって来たわけです。
ミケランジェロについて詳しいことを書こうとすると貧乏暇なしな生活上いつまでもエントリーできなくなるので、それは酒でも飲みながら独り言のように喋ることにして(笑、ここはさら〜〜と流していきましょう。

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ここもフィレンツェカードで並ばずに入れました。
手荷物検査あり。

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おおー、奥に見えるのが本日のメインディッシュ、ダヴィデじゃあーりませんか。
あれが見たくて来たわけですが、まずは前菜もいただきます。

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ミケランジェロの未完成の作品群です。

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一枚の大理石からどうやって掘り出していくのか作ってるところを見て見たいよ。
彼曰く、大理石の中に閉じ込められているものを削り出していくんだそうですよ。

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2015年09月28日

フィレンツェの街角のサンドイッチ屋さん

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アカデミア美術館の近くだったように思う。
通りに人が並んでいるのが見えて、その前を通りながら店のなかを眺めていると顔の大きさくらいのサンドイッチを笑顔で頬張りながら出てくるおじさんが見えた。嬉しそうだし旨そうだ。
僕も買ってみよう。

順番待ちしている間に中の様子を覗いてみる。
ショーケースの中にチーズやハム、サラミ、生野菜、煮たりグリルした野菜、ペーストなどがならんでいる。
ショーケースの後ろでは囲まれたカウンターのなかで狭いけれど快適そうに、女性がひとりでオーダーに合わせて1つずつサンドイッチを作っていた。
パンは一度温めて、その間に具を用意して。手際はいいけど急いでるでもなく、どことなく楽しそうでもある。
作り終わったら手渡しお会計も済ませ、それから次のお客さんのオーダーを聞く。
ぼくは黒板に書いてあった本日のサンドイッチというのにした。
フォカッチャにフレッシュチーズ、ハム、オリープペーストのシンプルそうなものだ。

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手渡されたサンドイッチはほんのり温かく、冬の寒い空気のなかでは手に触れた温度以上に体が温まるのを感じる。

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2015年10月05日

サン・ロレンツォ教会

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アカデミア美術館からサン・ロレンツォ教会へ。
創建は4世紀の歴史ある教会を13世紀半ばにコジモなどを含むスポンサーによってブルネレスキ設計で再建されはじめたそうで、ブルネレスキ亡き後はミケランジェロも設計に携わった教会なのだそうだ。
ガイドブックにはフォレンツェカード不可とあったけど難なく入れました。ラッキー。

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ブロンズィーノの聖ラウレンティウスの殉教。

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ここはブルネレスキ設計の旧聖具室だそうで、キリストの下にはフィリッポ・リッピの受胎告知があり、装飾はドナテッロによるものらしい。

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リッピの受胎告知。
これでもかという遠近法ですが、この中央の柱はなんですかね。
意味がなければ邪魔なだけだと思うのですが。。
そういえば、アンジェリコの受胎告知もロッジアなのかペリスタイルなのか柱廊のようなところにいるけど、絵画的にこんな違和感はなかったなあ。

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中央礼拝堂は所々メンテナンス中でした。
ドナテッロの説教台も囲いで見えないようになっていて、お金を払えば囲いの中に入れるみたいでした。
見たかったけど、、じゃ、いいや。

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2015年10月11日

メディチ・リッカルディ宮でゴッツォーリの東方三賢者の礼拝を見る

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サン・ロレンツォ教会から通り渡りメディチ・リッカルディ宮へ。
フィレンツェはほんとに見所が密集してるから回るのが楽ですねー。
通りからは無愛想な堅物なイメージの屋敷でしたが、中に入ればコリント式の柱廊の中庭のあるお屋敷でした。

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その中はもっと凄いものがあり、あのドアの向こうの階段を上るとゴッツォーリのフレスコ画のある礼拝堂があります。
入室数制限があり、階段下で少し待ちしました。

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階段を上るとすぐに絵画が.......そして......

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このドアの向こうがゴッツォーリのフレスコ、東方三賢者の礼拝のある礼拝堂です。
撮影オッケーでした。

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いやすごいですわ、これは。

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2015年10月15日

ドュオモが閉まってたからジョバンニ洗礼堂へ

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フィレンツェカード1日目の〆にドュオモでも入っていこうかと思ったら時間過ぎててクローズ。。
そうだ、前にフィレンツェ来たときはドュオモには入ったけど向かいのジョバンニ洗礼堂には入らなかったから、そっち行ってみよう。

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ギベルティの天国の門は見つかったけど、入口から中に入るにはこの辺り共通のチケットをゲットしなければならないらしい。

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通りを渡ったところにチケットオフィス発見。
フィレンツェカードを見せて共通の入場カードをもらいました。
この入場カードには有効時間があり、また日によってそれぞれ開いてる時間が異なるようで、入場チケットをもらう際に、よくこれを確認するように言われました。

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2015年10月18日

フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅近くのトラットリア

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サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から歩いて少しの場所にあるトラットリア、Trattoria I DUE Gへ。
イタリアの情報を得ようと思うと必ずと言っていいくらい見ることになるアーモ イタリアに紹介されていることもあってか店内には僕を含めて日本人らしき観光客がいっぱいでした。
地元の方なのかイタリア人らしきご夫婦が入ってきて周りを見渡し少しギョッとするくらい。
こういう時、お店の人はどんな気持ちなのかなぁ、と考えちゃう。

でもたしかにアットホームで美味しかったです。

上の写真はポルチーニのパスタ。

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牛すじの赤ワイン煮。付け合わせにポテトをお願いすればよかったなーとチョッと後悔。

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子羊のグリルを頼もうと思ったら品切れで、牛肉のタリアータ。
とっても美味しくてワイン1本じゃ足りない感じでした。

2015年10月21日

メディチ家礼拝堂

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フィレンツェにまた来た主な目的はルネサンス美術(仕事の仕入れもありますけど...)を見るためで、そのなかでもミケランジェロの作品を見たいと思っていたので、そうなるとこのメディチ家礼拝堂も欠かせないわけです。
この天井画はミケちゃん(←馴れ馴れしい)ではなくピエトロ・ベンヴェンーティによる旧約聖書のようです。

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8角形のこの礼拝堂の大きな空間に圧倒されながらもミケランジェロの作品でもある新聖具室へ。

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新聖具室はそれほど広くありませんでした。
このあまり広くない新聖具室の設計と装飾、どちらもミケランジェロによるもの。
といっても最後はフィレンツェを離れてしまっているので弟子によって完成されたのだそうです。
ウルビーノ公、ロレンツォ2世・デ・メディチの霊廟と、黄昏(左・男)と曙(右・女)。

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この像からすると、ロレンツォめちゃくちゃイケメンですね。

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ヌムール公、ジュリアーノ・デ・メディチの霊廟、夜(左・女)と昼(右・男)。

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この力強さというか逞しさに目を奪われますが、女性っぽくはないですね。
わりとそういう作品が多いのは彼が男性をモデルにすることが多かったからじゃないかという話もありますが。
それにしても、この墓碑のほうは「昼」の男の首の角度もおかしいのであまりやる気がなかったんじゃないかと思ってみたり。
この墓碑の製作中、メディチ家のフィレンツェ追放がありミケランジェロは共和国側だったわけですし、で、追放になったメディチ家が再びフィレンツェに戻り政権を奪還してミケランジェロに作らせています。
ミケランジェロはメディチに愛されてましたが、彼からしてみればそうでもない。でも彼の才能に魅せられ仕事を依頼するのはメディチ。

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2015年11月06日

ブオナローティの家/カーサ・ブオナローティ

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フィレンツェカード2日目、メディチ家礼拝堂からのカーサ・ブオナローティへ。
インターネットやガイドブックなどの情報では、ここはミケランジェロが住んでいたのではないからミケランジェロの家ではなくブオナローティ家によるコレクションの博物館なのだという。見るべき作品もレリーフ2点のみ、という声が多いのだけれど、ミケランジェロのデッサンも所蔵している貴重な施設だったりします。

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2年前の2013年に日本でミケランジェロ展がありました。
福井県立美術館と国立西洋美術館の巡回展で、僕は見逃したので古本でカタログを購入して見たところ、学術協力と作品の多くはカーサブオナローティの協力。確かに派手な作品は少ないですが、企画展1つ作れるくらいのものを持った施設です。

とはいえ、ちょっと難あり。
見終わってみると、ミケランジェロの甥であるミケランジェロ・イル・ジョーヴァネによる装飾というか演出が濃いので、ミケランジェロを見に来た場合はそれが鼻についてしまうかもしれません(笑

ま、とりあえず。

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自画像ではないようですが、ミケランジェロの肖像がいっぱいありました。

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ミケランジェロの所有していたものも展示されてました。
彫刻家のみならず芸術家の持ち物っていうのはインスピレーション掻き立てられる面白いものが多いですよね。

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これは見所とされている16歳の頃に作った「ケンタウロスの闘い」。見たいと思っていました。

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そして同時期の「階段の聖母」です。
浅い掘りですが奥行きがありますねー。

この10代のミケランジェロの技術に嫉妬して師匠のギルランダイオはミケランジェロを追い出したという話もあります。
他にもミケランジェロのデッサンなど見るべきものがたくさんあるようなのですが、レンタル中なのか展示されていなかったりもしました。

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ミケランジェロによるサンロレンツォ教会のファサードの模型と、その奥のメディチ家礼拝堂に設置される予定だった河の神の像の習作です。
サンロレンツォ教会ってこうなる予定だったのかぁ........現状と全く繋がらない。
どちらも未完で終わりました。

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ガレリアという部屋です。
英語で言うところのギャラリーですよね。
絵は、いかにもミケランジェロではない感じです。
ジョーヴァネのアイデアによる装飾のようです。
数人の17世紀の画家の名前がありましたが、僕の知らない画家ばかりでした。。
ミケランジェロを神格化している部屋、という感じ。

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2015年11月13日

サンタクローチェ教会

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カーサ・ブオナローティからサンタ・クローチェ教会へ。
所狭しと建物が立ち並ぶフィレンツェの街並みを抜けて来たからか、この広場がとても広く感じました。ガイドブックには毎年6月にはここが中世サッカー試合の会場になるのだそうです。

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以前は礼拝堂が無料で付属美術館と別料金だったのが、中に入ることが有料となり付属美術館は無料で入れることとなり、フィレンツェカードもOK。
なかには文化人のお墓が多く、なかにヴァザーリの作ったミケランジェロの墓もあるのだそうなのでそれと、気になっていたドナテッロの十字架像を見に。

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壁は石造りで屋根のみ木造トラス。

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大きな空間ですね。
中央礼拝堂にはステンドグラスがあって煌びやかですが、全体的にはルネッサンス的なゴシックって感じでしょうか。

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中央礼拝堂。

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中央礼拝堂左横にドナテッロの十字架像がありました。
これ以上近づけなかったので、カメラでズーーーーム。

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なんとかピントが合いました(笑
双眼鏡で見たほうがよく見えました。やっぱり教会の美術を見るには双眼鏡は必携ですね。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会のブルネレスキの十字架像と、サンタ・クローチェ教会のドナテッロの十字架像。
たしかに、ドナテッロのは農民のように見えますね(笑
しかし表現がリアルだから実在の誰かに似て見えるということも言えるでしょう。
ドナテッロがブルネレスキよりも劣っているということではないですね。

さて、お墓ウォッチです。

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ガリレオ・ガリレイのお墓です。

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2015年11月22日

テアトロ・コムナーレのつもりが新オペラ座だったとは。

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フィレンツェでも劇場体験しようと思ってテアトロ・コムナーレで上演されるオペラのチケットを購入したのです。
正確には購入したつもりだったのです。

まずは「Teatro Comunale Florence」と検索しましたら、検索結果のトップにTeatro Comunaleというのが出てきて、マップのポイントもここコムナーレ。
リンクをクリックするとホームページに飛び、上演スケジュールやチケットの購入のページなどもあるのです。
疑いを持たずに滞在中の演目「I PURITANI」のチケットを購入。
ついでに終演が遅いからホテルも劇場の近くがいいや、と思い、コムナーレから歩いてすぐのところにあるホテル・クロッシーニにしたのでした。

フィレンツェに着き、ここがコムナーレかぁ、と思いながら前を通ること2日。
いつも人がいないことに疑問も持たず、きっと公演の日になれば人がドッと来るんだろう、くらいに思っていました。

当日、近いから余裕こいて部屋で休んでから小雨の降るなか劇場へ。

灯りは消えて真っ暗で人もいない。。
あれ? あれ?

とそこに通りかかった男性にチケットを見せて聞いてみると、ここは閉まっていて新しい劇場はあっちだ!と指差して教えてくれたのでした。

トラムの線路を超えた大通りの向こう。
近いと思ってゆっくり出たのが仇となり、これは走らなくては。。
なんだかニースのオペラ座のことを思い出すなぁ。
そんなのんきなのは僕だけのようでうちの奥さまのご機嫌は......

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劇場の移転先が近くて良かったぁ。
築地の中央卸売市場くらい移動してたら間に合わなかったぁ。

夜だからよくわかりませんが現代的な劇場ですね(笑
ここはNuovo teatro dell'operaというそうで2011年にできた新オペラ座なんだそうです。
チケットには書いてあったのかもしれないけど、コムナーレだと信じ込んんでたから会場名とは思わなかったなー。
今ではほとんどの公演が新オペラ座なのだそうです。

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シンプルな劇場です。
安い席だったのですが2階席の最前列。ラッキー。

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簡素な内装の中で、この馬蹄型のスロープが目立ってます。

いやぁ、無事間に合ってよかった、
と小雨のなか小走りして温まったので上着を脱ごうと手袋を外し、スロープの角に手袋を置いて.........
と次の瞬間、スロープに置いた手袋の1つが、スルスルーーーーと音もなく滑り落ちてゆくのでした.........。
スローモーションのようにゆっくりと.......。

も、も、もう時間もないけど、とりあえず1階に取りに行ってみよう(汗
また小走りです。

締め出されては困るので、ドアの外でお喋りしていたスタッフに手袋を落としたことを伝えまして、
冷たい目でリアクションのない女の子と、
それは大変だ、驚いてくれたスタッフの男の子。

一緒に1階に行き、お客さんに声を掛けて聞いてくれたけどあまり協力的ではない御来場の皆さん。
男性スタッフから、時間もないしとりあえず終わってから受付に行って聞くように言われ、自分の席に戻りました。

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ここにものを載せてはいけません。

オペラを楽しんでからインフォメーションに行くとクロークに行くように言われ、
行ってみると、ありました!手袋。
劇場にいたみなさま、お騒がせしてスミマセンでした。
そしてありがとうございましたm(_ _)m

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2015年12月01日

ウフィッツィ美術館

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10年ぶりのウフィッツィ美術館なのです。
今回購入したフィレンツェカードはウフィッツィも予約なしで好きな時間に並ばずに入れるのが最大のメリットでしょう。
オフシーズンだったので並んではいませんでしたが(笑
10年前に行ったのは4月上旬で、日本から緊張しながら電話で予約して....時間前に入口に行って名前言って、ちょっと待って.....まぁ、今はネットで予約ができるので楽ですが、フィレンツェかーどがあればちょっと空いた時間に並ばずにすっと入れからいいですね。
ちなみにどの施設も1回ずつしか入れないので、じっくり見るには2、3時間見ておいたほういいかもしれません。

ウフィッツィは入館してすぐの階段が印象的ですよね。
一気に3階まで上るので脚にきます(笑
今回も気が急いて写真を撮りませんでしたが、急いで登ると余計に脚にきて、年配者は踊り場で少し休憩したり。。
登りながら、そうだったそうだった、と思い出しました。

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フィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」です。
やはりどことなくボッティチェリの線と似てますね。美しいです。
そして、レオナルドのようなルネサンス的遠近法のような遠景。

このマリアはフィリッポの妻の肖像と言われてますが、彼女は修道女、フィリッポはその修道院の院長、そうです、修道院で院長が修道女に手を出してしまったのです。
もちろんこれは大問題になるところのものなのですが、彼のパトロンでもあったコジモの強引な力により教皇を動かし、彼らは修道院から俗世間に戻ったことにして結婚、ことなきを得たとのことです。

あ、ひとつひとつ書いてるとなかなか終わらないので、あとは流します(笑

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ピエロ・デッラ・フランチェスカの「ウルビーノ公夫妻の肖像」。

ここからボッティチェリの部屋に進む時の展示による演出がまたちょっといいんですよね。
写真撮り忘れましたが。。

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ボッティチェリの部屋の「ヴィーナスの誕生」です。

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Mっ気のある方にはたまらないでしょう「パラスとケンタウロス」です。

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「ザクロの聖母」ザクロは受難の象徴ですから、幼子イエスを待ち迎える幾多の受難を表し、聖母の虚ろな表情はそれを案じているのを表しています。
まぁ、何せ美しい線ですね。

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言わずと知れた「ブリマベーラ」です。

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美術館で写真を撮る時、鑑賞者が入っている方が好きだったりします。
作品サイズや会場の雰囲気、ヴィーナスの誕生とプリマベーラの位置関係が思い出されやすいからです。

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人集りの先の絵画、という図が好きです。

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ヴェッキオ宮

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フィレンツェカード2日目の最後はヴェッキオ宮へ。
メディチ家礼拝堂→カーサ・ブオナローティ→サンタクローチェ教会→ウフィッツィ美術館→ヴェッキオ宮。ウフィッツィ見終わったところでもうお腹いっぱいだったので、ここはお散歩気分で入りました。
広いね、五百人広間。

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外はもう暗くなっている時間。
観光客もまばらでとても静かでした。

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この部屋のどこかの壁の裏の隙間にレオナルドのアンギアーリの戦いが隠れているって話ありましたよね。

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1日美術漬けであまり頭に入らず、ただただ広いなー、すごいなーと見て回りました(笑

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これはミケランジェロの複製のようで、キャプション見て知りました。
オリジナルはバルジェッロ美術館にあるとあったので、翌朝ちょうど行く予定だったらチェックしようっと。

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Gelateria Santa Trinita

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今回はあまりジェラートを食べなかったのですが、
そんななかたまたま通りすがりに寄った美味しいジェラート屋さんジェラテリア・サン・トリニタGelateria Santa Trinita。
トリニタ橋のすぐそば、交差点の角にあるジェラテリアで、前を通ったら中国系の男性の群れが、中にも外にも。
こ、こ、これは、きっと名のあるお得なお店に違いない。(笑
ちょうど波が引けるところだったようで、入ってみました。

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ピスタチオのジェラート。
ここのジェラートはわざとらしさがなくシンプルでいて滑らかで美味しかったです。

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カシスも滑らかだわあ♡
料金も安いので、ホテルが近かったら通っちゃうかも。
イートインスペースがあるので食べやすいです。

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バルジェッロ国立博物館

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フィレンツェカード3日目、最終日です。
正確には72時間有効なので、翌朝の10時くらいまで使えるのですが。

朝から雨だけどフィレンツェカードでバスも乗り放題。
まずはバルジェッロ国立博物館へ。

ここも10年ぶりの訪問ですが、その間に僅かながら勉強したことでまた違う楽しみがありました。作品は500年以上も変わっていないのに自分が学んだことで見えかたが変わって、印象深く感じるわけですね。

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前日、ヴェッキオ宮殿で見た作品のオリジナル。
ここはバッカスやアポロをはじめミケランジェロの作品が多いですわ。

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ピッティの聖母子。

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学生時代に何十枚も描いたブルータスも今思えばミケランジェロだったんだな。

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代表委員会の間という広い空間。
ここの博物館の中庭とこの大きな空間の天井高と余裕を持った贅沢な展示の間隔が印象的。

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サンタ・マリア・デル・カルミネ教会のブランカッチ礼拝堂

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18世紀の火災に遭いながらもマザッチョやマゾリーノ、フィリッピーノリッピによるフレスコ画で飾られたブランカッチ礼拝堂は無事だったといのが美術ファンには不幸中の幸いのサンタ・マリア・デル・カルミネ教会。

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中庭の奥にブランカッチ礼拝堂の入口があります。

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1420年代にマザッチョが描いたというフレスコはとてもシンプルですが、この後のルネッサンスの幕開けとも呼ばれミケランジェロ、レオナルド、ラファエロなどにも影響を与えた貴重な作品。1980年代に修復されたため、とても鮮やかです。
中央の祭壇画は13世紀後半の「カルミネの聖母」。

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左の壁、上段の一番左に有名な楽園追放が見えます。
隣もマザッチョの名作で「貢の銭」です。
この礼拝堂の祭壇画「カルミネの聖母」と、「楽園追放」「原罪」以外は、3人の画家によって「聖ペテロの生涯」が描かれています。
透視遠近法や、輪郭線をなくし立体的に描写する新しい技術を取り入れ、また人物の感情を豊かに表現する現実的な写実の方向へ進むルネッサンスの先駆けとも呼べるマザッチョの作品の中で、「貢の銭」には一枚の絵の中に3人のペテロがいるというのも、ある意味説明的でもあってとても印象深いです。
この隣がマゾリーノです。

そして下の段、一番左がフィリッピーノリッピ、隣がマザッチョとリッピ、その隣がマザッチョです。

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向かって右の壁の上段の一番右がマゾリーノの「原罪」、隣がマゾリーノとマザッチョ、その隣がマザッチョ。
その下もマザッチョで「施しをする聖ペテロ」、その右2枚ともリッピです。

ビステカ・アッラ・フィオレンティーナを食べなくちゃ。

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そうだ、ビステカ食べなくちゃ!ということで、フィレンツェに来た初日にとても心地よく食事させていただいたラ・ピッコラ・コルテLa Piccola Corteさんに行って、ビステカいただいてまいりました。
というのもランチなら半分の250gで焼いてくれてグラスワイン付きで19ユーロなのだ、というのを前回聞いていたので。

お店に着いてみると、ランチメニューは平日のみなのだそうで、週末は通常のメニューのみとのこと。とほほ。
とはいえ、グラスワインが付いていないだけで、お得なことに違いはないので迷わずオーダー。
これにグラスワインが付いて19ユーロは安いよね。

ハウスワインのデカンタをいただきました。

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海老とズッキーニのパスタ。
これも美味しい〜。

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定番のティラミスとエスプレッソで締め。

ごちそうさまでした(^_^

ピッティ宮とパラティーナ美術館とか近代美術館とかもう記憶がゴッチャゴチャ。

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今回の美術漬けの旅、そろそろ頭の容量が限界です。
いつもより詰め込みすぎたかな(笑
すでに情報がオーバーフロー気味ではありましたが、ピッティ宮に向かってみたのでした。
いやはや大きい。

ここピッティ宮にはパラティーナ美術館をはじめ、近代美術館、銀器博物館、陶磁器博物館、君主の居室、衣装博物館、馬車博物館などがありまして、フィレンツェカードを持っていると提示するだけで次々入れてしまうので、どれがどこだったのかよく覚えてないというか......入場料の関係以外でそんなに細かく分ける必要があるのかな(笑

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フィリッポリッピの凝縮された1枚「聖母子」。

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パラティーナ美術館は壁全面に作品があるので作品量が半端ないです。
しかもさすがメディチのコレクション、質が高い。
残念なことに容量オーバーの頭で見た美術館は記憶も斑らで、また機会があったら余裕のある頭で来たいと思います。

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疲れてくると、外の景色の方がとても心地よく見えたります。

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あ、グロッタだ。

このあと、展示室内の長椅子に座ってしばらくウトウトしました。。

少し復活。

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ラファエロの作品がいっぱい、これはラファエロ好きにはたまらんでしょうね。
フィレンツェに来てメディチの財力の大きさを体感しました。
この部屋の成金趣味もかなりなものですが、
この金ピカで豪勢な部屋の壁に所狭しと飾られたキリストの受難の物語を、
金ピカな額に入った肖像画と共に見るという、大きな違和感。

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とはいえ、ラファエロ唯一のトンド(円形)作品「小椅子の聖母」は表情といい抱きよせる強さに密接な感じがあって人間味のある聖母子像で素晴らしいです。

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フィレンツェ・ルネッサンス漬けのシメにドュオモのクーポラ登ってみました。で、フィレンツェカードでどのくらいお得になったのか計算もしてみました。

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フィレンツェカード3日目の締め。
ドゥオモの入館時間はすでに終わっていたのでドゥオモのクーポラに登りました。
以前昼間に登ってとても見晴らしが良かった記憶があるので、薄暗くなって来てたから見晴らし良くないんじゃないかなぁ、と思ったんですが、夜景もとても美しいのでありました。

まずは、ちょっとだけドゥオモ内部が見られてラッキー。
あの丸天井の上へ、屋根と天井の間を抜けクーポラを登ります。

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すでに少し疲れて来てたりして。

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立ち止まらないように、と書いてありますが、どうしても止まっちゃう。
でもオフシーズンのこの時間は人も少ないので後ろから人が来るまではいいか。

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フレスコ最後の審判、地獄がこわーい。

さて、階段を登りますか!

ひたすら階段を登り、呼吸は苦しく膝は大笑い。

そして、登頂してみればご褒美のような美しい夕暮れなのでした。

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ただただ呆然と暗くなっていくのを眺めています。

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暗くなるにつれて通りの明かりが光を放って、
銀河鉄道の夜のお祭りの夜のような美しい街を見ているような気分です。

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フィレンツェの中央市場なら仕入れも楽チン。

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2週間美術漬けの日々もひと段落しまして、そろそろ日本に帰らなくちゃいけないので仕事場で使う食材やあれこれの仕入れをしなくちゃなのですが、やっぱりフィレンツェと言えば中央市場でしょうか。

楽なのは日本人の方のいるお店があって、似たような業種のレストランオーナーなどがよく来店されているようで話が早いです。

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生野菜や生肉などは持ち込めないので無理ですが、乾燥のポルチーニなどのキノコやドライトマトなどは真空パックにしてあるのでごっそり買って帰れます。
ワインなども日本へのインポーターの付いてない小さなワイナリーなど教えてもらうとかなり楽しいかもしれません。持って帰ろうと思って買ったワインもすぐにホテルの部屋で飲んでしまったり。。

もっと庶民的でリーズナブルなものは大型スーパーで買いました。
僕らの滞在したホテル・クロッシーニから街の中心と反対方向に歩いて橋を渡った先にある大きなスーパーをホテルのレセプションで教えてもらい、かなりいい感じで買い込みました。

あと調理器具などはこの市場にはあまりないので、
市場の周辺にあるお店をここで紹介してもらいました。

とりあえず、市場でのひと交渉済んだので軽く一杯。

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フッシュフライ屋さんですねー。

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プラスチックコップに入った1ユーロの白ワインでカンパーイ。

中央市場のネルボーネにて

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10年前にも中央市場でトリッパを食べながらワインを飲んだのを思い出して。
前に来た時はそんなに混んでない時間だったのか覚えていませんが、
今はすごい人気ですね。

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ランプレドットのパニーニの辛いグリーンソースが何とも言えない味のアクセント。
この屋台のような雑多な感じは好きな人多いですよね。

サンタマリアノヴェッラ薬局とアンヌンツィアータ薬局

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フィレンツェ滞在最終日の、おみやげ購入の儀、でございます。
サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
ルネッサンスから続く有名な薬局だそうで、特に女性に人気とのこと。
薬局っていうから古臭いタンスのある地味な感じなのかと思ったら、とてもオシャレなコスメティックサロンみたいなお店なんですね。
ちょっと緊張。

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圧倒的な女子率ですが、一歩前へ!

おみやげ用に石鹸を中心に物色しながらウロウロしてましたら、
近くに日本人の女子大生グループの話す声が聞こえまして、

やっぱりあたし あっちの方が安いから向こうの薬局で買うわー、

と言うので、反射的に聞いてしまいました。

ほかにもあるんですか?

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2015年12月12日

アルノ川

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